大学公開講座のセカンドアカデミー

『平家物語』は、日本の大きな歴史の転換期を描いた歴史物語・軍記物語です。
日本人の感性や考え方に大きな影響を与えたこの豊かな物語世界を堪能することを第一の目的とします。


『平家物語』（十二巻・灌頂巻）を全巻通して講読します。
本年は巻十一の「腰越」から始めて全巻を読み終えます。
壇の浦で平家は滅び、捕らえられていた平宗盛・平重衡の処刑が行われ、あるいは平家の残党たちの最期が語られます。一方では源義経の没落も語られます。
そして、平維盛の遺児、六代の物語がつづられ、灌頂巻で建礼門院平徳子の祈りと往生が語られて、幕を閉じます。

歴史的背景、読解・鑑賞のポイントなどについて、なるべく多角的にわかりやすくお話ししたいと思います。


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テキスト
『昭和校訂　平家物語流布本』（武蔵野書院）（1,800円）P.572?
『平家物語　全（仮称）』（武蔵野書院）（未定）
現在継続使用している『流布本平家物語』は絶版になります。新規に購入の方は『平家物語全』（仮称）を購入して下さい。ただし、すでにお手持ちのものがあればそれでもかまいません。

名前	大津　雄一
肩書き	早稲田大学　教育学部　教授
プロフィール	－