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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-01-11 / 芸術・文化:心理:その他教養 / 学内講座コード:840131

歌舞伎から見る日本文化−カブキの発想とその美感−

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1/12 ~ 2/23 (土)
講座回数
7
時間
15:00 ~ 16:30
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
18,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

歌舞伎は、「傾き」という、世の価値観に抵抗する奇抜な発想が生み出した芸能です。四百年間にわたり民衆を驚かせ、魅了し続けるその本質を追求してみましょう。そこには日本文化が凝縮された美感が舞台化されているはずです。


舞台からよみとれる歌舞伎の美学にアプローチします。名作の台本や番付資料を読解し、また珍作の映像を鑑賞して、歌舞伎を見る感性を涵養しましょう。演技・演出・型にこめられた意図を探り、日本人が伝承してきた美感と発想を浮き彫りにします。講義後半実施予定の実演では、有名な歌舞伎音楽の一節を口ずさんでみることにします。


第1回 歌舞伎の正月
この講座の吉例となりました「歌舞伎の正月」をめぐるお話。歌舞伎の正月はなぜ11月なのか?初春に上演される江戸の「曽我物」、上方の「傾城物」。その他新年を言祝ぐ街頭芸人の様々。

第2回 歌舞伎の稽古
歌舞伎は世界一稽古期間が短い演劇として知られていますが、よくあれほど少ない稽古で初日を迎えられると感心します。その秘密に迫るべく「顔寄せ」から初日に至るまでのプロセスを紹介します。

第3回 歌舞伎と火消し
八代将軍吉宗による江戸消防整備により、火消しという独特の美学を持つ職業が成立しました。彼らの侠気が歌舞伎でどのように扱われているのか「め組の喧嘩」「加賀鳶」を中心に紹介します。木遣り唄も少し実演。

第4回 歌舞伎と干支
平成25年の干支は巳。「日本振袖始」の八岐大蛇、「道成寺物」の清姫…蛇体の凄まじい表現は女形の力量を知る術でもあります。その他日本人の蛇信仰が歌舞伎の題材にどう取り込まれているか探ります。

第5回 歌舞伎に見る外国文化
江戸時代は鎖国していたと認識されていますが、かなり外国の文化は流入していたと思われます。またそれ以前、キリスト教伝来後の数十年間の外国文化摂取は歌舞伎成立にも大きな影響を与えたでしょう。古典名作の中のエキゾチズムを取り出してみます。

第6回 歌舞伎の桜
日本人にとって桜花は特別なもの。歌舞伎においても弥生狂言を中心に、随所に桜が登場します。原作に出てこない桜を舞台いっぱいに飾る「義経千本桜」。雪中に桜が狂い咲きする「関ノ扉」。その他「金閣寺」「吉野川」「新清水」…季節を先取りして、桜の不思議な魅力に迫ります。

第7回 歌舞伎音楽実演
この講座おなじみの三味線鑑賞の時間。歌舞伎で演奏される名曲を聴き覚え、口ずさむことが歌舞伎を楽しむ一番の秘訣です。

(実演者)岸澤式松
常磐津節三味線方。福岡県出身。平成3年入門以来、歌舞伎公演・日本舞踊公演で随時活動する若手演奏家。平成15年から「岸澤式松の会」開催。

備考

※実演日程未定(詳細は決定次第お知らせ致します)

講師陣

名前 鈴木 英一
肩書き 早稲田大学演劇博物館 
プロフィール
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