講座詳細情報
申し込み締切日:2013-02-06 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:840419
雛人形の歴史と鑑賞−三井家の雛によせて−
- 開催日
- 2/7 ~ 2/28 (木)
- 講座回数
- 4
- 時間
- 10:30 ~ 12:00
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 11,000円
- 定員
- 30
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
優れた雛の特別展を実際に鑑賞しながら、雛の歴史について学ぶ、雛節供に合わせた講座です。
今年は、講義の最終日に、三井記念美術館の雛展を見学いたします。三井家に収蔵されている、江戸、明治、大正、昭和にかけての雛を理解することに焦点を合わせて、講義を進めてまいります。
江戸時代に始まった女児の成長を祈る雛節供ですが、やがては女・子どもを中心とした雛祭りへと変容していきました。そして、嫁入り道具になるなど、婚姻(嫁入り)文化としても展開を見せています。
呉服店「越後屋」発祥の日本橋にあります「三井記念美術館」には、江戸から昭和に至る各時代の雛の名品がずらりと見事に揃っています。三井家ゆかりの女性たちの雛と雛道具には、巴印、小蝶印、永印が付けられ、それぞれの時代に生きた女性たちの嫁入りの文化をうかがい知ることができます。日本における名家・三井家の女性たちが伝えてきた雛は、江戸時代の大名家に由来する雛をはじめとして、京都製の大木平蔵の雛、東京製の永徳斎の雛と多彩であり、雛鑑賞の醍醐味を堪能することができます。三井家の雛から、雛をめぐる女性文化について考察いたします。
第1回 西鶴の『日本永代蔵』に取り上げられた三井越後屋は、呉服という女性の着物を商うことから出発しています。やがて金融業としての成功を背景に、芸術文化のパトロンとして、洗練された芸術品を収集しています。三井家の歴史をたどりながら、収蔵されている雛について概説いたします。
第2回 巴印の雛を中心に、江戸時代の大名家(富山藩前田家)由来の雛と雛道具について、解説いたします。
第3回 小蝶印と永印の雛を中心に、明治大正から戦前における、雛の東西の名品、大木平蔵(丸平)と永徳斉の雛について解説いたします。
第4回 三井記念美術館の特別展「三井家のおひなさま」を訪ね、実際に雛を鑑賞する見学会を行ないます。
今年は、講義の最終日に、三井記念美術館の雛展を見学いたします。三井家に収蔵されている、江戸、明治、大正、昭和にかけての雛を理解することに焦点を合わせて、講義を進めてまいります。
江戸時代に始まった女児の成長を祈る雛節供ですが、やがては女・子どもを中心とした雛祭りへと変容していきました。そして、嫁入り道具になるなど、婚姻(嫁入り)文化としても展開を見せています。
呉服店「越後屋」発祥の日本橋にあります「三井記念美術館」には、江戸から昭和に至る各時代の雛の名品がずらりと見事に揃っています。三井家ゆかりの女性たちの雛と雛道具には、巴印、小蝶印、永印が付けられ、それぞれの時代に生きた女性たちの嫁入りの文化をうかがい知ることができます。日本における名家・三井家の女性たちが伝えてきた雛は、江戸時代の大名家に由来する雛をはじめとして、京都製の大木平蔵の雛、東京製の永徳斎の雛と多彩であり、雛鑑賞の醍醐味を堪能することができます。三井家の雛から、雛をめぐる女性文化について考察いたします。
第1回 西鶴の『日本永代蔵』に取り上げられた三井越後屋は、呉服という女性の着物を商うことから出発しています。やがて金融業としての成功を背景に、芸術文化のパトロンとして、洗練された芸術品を収集しています。三井家の歴史をたどりながら、収蔵されている雛について概説いたします。
第2回 巴印の雛を中心に、江戸時代の大名家(富山藩前田家)由来の雛と雛道具について、解説いたします。
第3回 小蝶印と永印の雛を中心に、明治大正から戦前における、雛の東西の名品、大木平蔵(丸平)と永徳斉の雛について解説いたします。
第4回 三井記念美術館の特別展「三井家のおひなさま」を訪ね、実際に雛を鑑賞する見学会を行ないます。
備考
見学会では、三井記念美術館の入館料(1,200円程度)が別途かかります。
講師陣
名前 | 皆川 美恵子 |
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肩書き | 十文字学園女子大学教授 |
プロフィール | - |