大学公開講座のセカンドアカデミー

科学的知識の正当性および科学と疑似科学の線引きに関する科学哲学の基本的な知識について、習得することを目標とします。
また、その知識を用いて、「科学」に対し、市民として客観的に向き合うことができるようになることを目指します。


私たちは、ある知識が科学的に検証されたと言われれば、それを信じる傾向がある。だが、そもそもなぜ私たちは科学的知識に信頼を置くのだろうか？
本講義では、まずは、科学的知識の正当性が論理的には保証されていないことを様々な観点から議論する。その後、科学と疑似科学がどのように区別できるのかについて論じ、それらの議論を通して、科学とは何か、そして私たちがなぜ科学的知識を信じるのかについて考えていきたい。


第１回　科学でよく用いられる推論は論理的に妥当なのか？
第２回　原因とはなにか、因果関係は実在するのか？
第３回　科学が主張する実体（原子など）は実在するのか？
第４回　科学とそうでないものをどう区別することができるのか？
第５回　科学とそうでないものをどう区別することができるのか？
第６回　結局、科学とはなにか。そして私たちはなぜ科学を信じるのか？

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名前	森田　邦久
肩書き	早稲田大学高等研究所招聘研究員
プロフィール	－