講座詳細情報
申し込み締切日:2012-10-04 / 芸術・文化:世界史:その他教養 / 学内講座コード:830425
フランス・バロックの建築と都市―建築・音楽・美術が織りなす権力の表現―
- 開催日
- 10/05~12/07(金)
- 講座回数
- 5
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 12,000円
- 定員
- -
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
16世紀末のイタリアに始まり、18世紀前半まで全ヨーロッパで栄え、建築・彫刻・絵画・音楽・演劇などのあらゆる芸術を支配したバロック様式とフランス絶対王政の関係の理解を目指します。
また、様々な時代の建築からなる都市空間の中で、その建築がどのような位置付けにあったのかもみていきます。
バロックの特徴は、楕円やうねるファサードといったダイナミックな造形だとされており、単純な幾何学形態を用いて均整の取れた静的な造形のルネサンスと鋭い対照をみせるカウンター・パートという解釈がもっとも一般的でしょう。
しかし、バロックとはそのような表面的な造形的特徴に還元できるような限定的な様式概念ではなく、その奥底に存在する時代を画するような思考様式そのものです。
本講座では、カトリック改革の申し子であるイタリア・バロックとは一線を画するフランス・バロックの世界を、建築・都市を中心として、絵画・彫刻・音楽・演劇などの様々な分野を通じて様々な視点から解説します。
たとえば、ヴェルサイユ宮殿などで響いたフランス・バロック音楽を聴きながら当時の空間に思いをはせてみるのもよいかもしれません。
第1回 イタリア・オペラとフランス・オペラ
第2回 フランスのローマ・バロック―ヴォー=ル=ヴィコント城館―
第3回 ローマ・バロック敗れる―ルーヴル宮殿の拡張事業―
第4回 王権のバロック―ヴェルサイユ宮殿―
第5回 バロックの復活―パリの旧オペラ座―
また、様々な時代の建築からなる都市空間の中で、その建築がどのような位置付けにあったのかもみていきます。
バロックの特徴は、楕円やうねるファサードといったダイナミックな造形だとされており、単純な幾何学形態を用いて均整の取れた静的な造形のルネサンスと鋭い対照をみせるカウンター・パートという解釈がもっとも一般的でしょう。
しかし、バロックとはそのような表面的な造形的特徴に還元できるような限定的な様式概念ではなく、その奥底に存在する時代を画するような思考様式そのものです。
本講座では、カトリック改革の申し子であるイタリア・バロックとは一線を画するフランス・バロックの世界を、建築・都市を中心として、絵画・彫刻・音楽・演劇などの様々な分野を通じて様々な視点から解説します。
たとえば、ヴェルサイユ宮殿などで響いたフランス・バロック音楽を聴きながら当時の空間に思いをはせてみるのもよいかもしれません。
第1回 イタリア・オペラとフランス・オペラ
第2回 フランスのローマ・バロック―ヴォー=ル=ヴィコント城館―
第3回 ローマ・バロック敗れる―ルーヴル宮殿の拡張事業―
第4回 王権のバロック―ヴェルサイユ宮殿―
第5回 バロックの復活―パリの旧オペラ座―
備考
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講師陣
名前 | 中島 智章 |
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肩書き | 工学院大学准教授 |
プロフィール | - |