講座詳細情報
申し込み締切日:2012-10-11 / 文学:日本史:その他教養 / 学内講座コード:830111
藤沢周平を読む―作家の誕生に立ち会い、独特な市井もの・武家ものを旅する―
- 開催日
- 10/12~12/14(金)
- 講座回数
- 3
- 時間
- 10:00~11:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 7,000円
- 定員
- -
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
藤沢周平が没してからすでに十五年。ほとんどの流行作家が没後に急速に人気を失うのに比し、藤沢周平は没後ますます声価が高まるとともに、息の長い時代小説ブームを先頭で引っ張りつづけています。映画化、テレビドラマ化、舞台化も切れ目なくつづきます。豊かで優しく、強くてしなやかな藤沢周平の文学世界を旅しましょう。
熱狂と流行が嫌い、英雄豪傑も戦争も大嫌いだった藤沢周平は、時代小説ではおなじみの「かっこよく生きて、かっこよく死ぬ」人物を称揚せず、かけがえのない日常を「しんぼうづよく生きる」人々を描きました。
おたがいの「鬱屈」をひそかに交感する独特な登場人物たちは、どのようにして生まれたのか。
それは作家のなにがかかわっていたのか。藤沢周平文学世界の誕生を確認することから始め、独特な市井もの、武家ものを、主要作品に即しながら辿ります。
第1回 苦しみと悲しみの交感~作家の誕生~
※『無用の隠密』(文春文庫)『暗殺の年輪』(文春文庫)を中心に
第2回 人のにぎわいに親しむ~市井もの~
※『橋ものがたり』(新潮文庫)『用心棒日月抄』(新潮文庫)を中心に
第3回 いくつもの「友情」~武家もの~
※『蝉しぐれ』(文春文庫)『三屋清左衛門残日録』(文春文庫)を中心に
熱狂と流行が嫌い、英雄豪傑も戦争も大嫌いだった藤沢周平は、時代小説ではおなじみの「かっこよく生きて、かっこよく死ぬ」人物を称揚せず、かけがえのない日常を「しんぼうづよく生きる」人々を描きました。
おたがいの「鬱屈」をひそかに交感する独特な登場人物たちは、どのようにして生まれたのか。
それは作家のなにがかかわっていたのか。藤沢周平文学世界の誕生を確認することから始め、独特な市井もの、武家ものを、主要作品に即しながら辿ります。
第1回 苦しみと悲しみの交感~作家の誕生~
※『無用の隠密』(文春文庫)『暗殺の年輪』(文春文庫)を中心に
第2回 人のにぎわいに親しむ~市井もの~
※『橋ものがたり』(新潮文庫)『用心棒日月抄』(新潮文庫)を中心に
第3回 いくつもの「友情」~武家もの~
※『蝉しぐれ』(文春文庫)『三屋清左衛門残日録』(文春文庫)を中心に
備考
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講師陣
名前 | 高橋 敏夫 |
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肩書き | 早稲田大学教授、文芸評論家 |
プロフィール | - |