大学公開講座のセカンドアカデミー

辛亥革命以降の20世紀中国史の展開過程を、最新の研究成果をふまえつつ概説し、対内的はもちろんのこと、対外的にも激しい変動を繰り返した近現代中国における歴史的諸特徴を確認し、現代中国理解の前提となる歴史的知識の習得を目指す。


中国近現代史を、（1）辛亥革命による中華民国の成立の歴史的意義、（2）満洲事変前の中華民国前期における政治・経済・社会的変動の実相、（3）満洲事変前後の中国政治・経済・社会の諸特徴、（4）日中戦争が中国の政治・経済・社会に与えた影響、（5）人民共和国建国後、社会主義体制が確立し、そして弛緩していく過程、（6）社会主義体制の遺産などを中心に、後半では関連する中国映画の紹介などもまじえ概説する。

前半5回を松重、後半5回を泉谷が担当する（後半部分については昨年と同様の内容を予定）。


(予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください)

【1】9/28　　辛亥革命と中華民国の成立

【2】10/5　　袁世凱政権の国家建設と挫折

【3】10/12　袁世凱政権以降の中華民国における政治的展開

【4】10/19　満洲事事変前中華民国における経済・社会的変動

【5】10/26　国民政府の成立と満洲事変の勃発

【6】11/9　　日中戦争と社会の変容～映画「活きる」～

【7】11/16　中華人民共和国の建国（土地改革・反革命鎮圧運動）～映画「活きる」～

【8】11/30　社会主義体制へ（反右派闘争・大躍進）～映画「四川のうた」～

【9】12/7　　文化大革命～映画「芙蓉鎮」～

【10】12/14　文革の終結と改革開放～映画「延安の娘」～

講義概要は2011年度とほぼ同じです。