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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-09-28 / 心理:その他教養 / 学内講座コード:302016

旅する長崎学講座Vol.6 日中国交正常化40周年記念「長崎と中国 ―海を越えて 時を超えて―」

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
09/29~11/17(土)
講座回数
4
時間
13:00~15:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

日本の最西端に位置する長崎県。日本地図では西の果てになりますが、海の向こうには中国大陸が広がります。古代から長崎県と中国は、海を介し、人・もの・文化が行き交い、重層的な交流の歴史を積み重ね、よそにはない特別な友好関係を築いてきました。
日本史の教科書に登場する歴史事象や事変をテーマに、それぞれ第一人者の研究者をゲスト講師としてお迎えし、一緒に掘り下げながら楽しく学びましょう。

なお、講座修了後の11月中下旬に、長崎・五島へのトラベルスタディを予定しています。


本馬貞夫氏をナビゲーターに、それぞれのテーマに応じてゲスト講師を迎え、60分の講義と40分の対談及び20分の質疑応答で進行します。

参考図書
『旅する長崎学 海の道』(長崎文献社)(600円)
・13号 五島列島 万葉と祈りの道
・16号 中国交流編 唐船来航の道
・17号 中国交流編 近代友好への道


【1】9/29 一衣帯水の隣国―現代によみがえる遣唐使の道―

細井浩志 活水女子大学教授

─日本からの遣唐使は8世紀にはほぼ20年に1度の割合で派遣された。……遣唐使たちは、唐から先進的な政治制度や国際的な文化をもたらし、日本に大きな影響をあたえた。─

中国大陸と日本列島の間の大海原に浮かぶ五島列島。万葉の都人にとって、五島列島はあまりに遠く、この世の果てとも思われる世界でしたが、東アジアにおける海上の交差点として、海人たちが行き交い、文化が交流しました。「海の道」のジャンクションを舞台に活躍する人々のドラマを見ていきましょう



【2】10/20 長崎の唐貿易と唐人屋敷―鎖国時代の唐貿易の推移と唐人屋敷の変容―

岩崎義則 九州大学准教授

─日本人の海外渡航と在外日本人の帰国を禁止し、中国船の寄港を長崎に限った。……明清の動乱がおさまると長崎での貿易額は年々増加した。……長崎の町に雑居していた清国人の居住地を限定するため、唐人屋敷を設けた。─

近世鎖国時代。外国との自由な関係が制限された時代に、中国との私貿易が許された長崎港には多くの唐船が来航しました。長崎に富をもたらした唐貿易の推移と貿易都市・長崎の姿を物語る遺産“唐人屋敷”の変容に注目してみましょう。



【3】10/27 中国文化の伝来と長崎派―長崎派絵画と、長崎の街や暮らしに根づいた中国文化―

成澤勝嗣 早稲田大学准教授

─長崎の崇福寺などの禅寺には、中国の様式が伝えられた。─

近世鎖国時代。長崎港には多くの唐船が入り、長崎の人々は唐(中国)からやってきた人たちを「阿茶(アチャ)さん」とよんで親しみ、その思想や絵画、書、建築技術などを積極的に受容しました。これまでの歴史の積み重ねの中で、長崎人と阿茶さんが深く交流しながら、一緒につくりあげてきた中国色あふれる多彩な文化。長崎派絵画を中心に、長崎の街や暮らしに根づいた中国文化についてご紹介します。



【4】11/17 長崎が全国に先駆けて築いた友好関係―近・現代において長崎が果たした役割―

川島 真 東京大学大学院准教授

─電信線は、5年後には長崎と北海道までのばされ、長崎・上海間の海底電線を通じて欧米と接続された。─

明治時代から昭和初期の長崎では、中国上海から吹いてくるハイカラな風を感じることができました。上海は“東洋のパリ”とも呼ばれ、西洋と東洋が交ざり合う魅惑的な国際都市。多くの日本人が上海に憧れ、海を渡ったのです。また、中国から日本をめざす人々もいました。長崎から上海へ、上海から長崎へ。その絆が現代にまで根づく長崎の姿に、近・現代において果たした役割をみながらアプローチします。

備考

-

講師陣

名前 成澤勝嗣他
肩書き 早稲田大学准教授
プロフィール
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