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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-06 / 日本史:その他教養:その他趣味 / 学内講座コード:302014

江戸・東京の歴史散歩―名所江戸百景を訪ねて―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10/09~12/11(火)
講座回数
10
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

代表作「東海道五十三次」で知られる江戸時代後期の浮世絵師・歌川広重は「名所江戸百景」に当時の江戸の風景を描いている。版画と現代景観を見比べ、江戸の名所が現代都市東京でどのように変貌したか実見する。


広重は江戸と近郊の名所を歴史・宗教・文化・景観など様々な視点から描いているが、この講座では、ある程度まとまった地区の名所を一景ごとに現況と対比し歴史的景観の美術的鑑賞に留まらず、広重の版画制作意図を日本史の視点から検討し、多角的に考察を加える。

事前に歴史背景や名所について、教室で各講師の研究を活かした基礎的な解説を聞いた上で、現地を訪ねる。今回は主に、品川・蒲田地区、目黒地区、王子地区、隅田川上流地区を取り上げる他、初めて郊外にも足を伸ばす(千葉県市川)。

(コーディネイト 村田安穂 早稲田大学名誉教授)


【1】10/9 講義【2】10/16 見学

品川宿周辺の名勝を探る

岡田芳朗 女子美術大学名誉教授

「品川御殿やま」「高輪うしまち」「月の岬」「品川すさき」

江戸四宿のうち品川宿は東海道から江戸に出入りする最初の宿場として殷賑を極めたが、いっぽう、その周辺は江戸湾に臨む景勝の地であって、広重の百景の画面にも美しい海が描かれている。

(「品川御殿やま」「高輪うしまち」「月の岬」「品川すさき」)



【3】10/23 講義【4】10/30 見学【5】11/6 見学

江戸近郊農村から行楽地へ―王子・飛鳥山・隅田川北部―

滝口正哉 立正大学講師

10月30日「飛鳥山北の眺望」「王子稲荷の社」「王子音無川堰堤世俗大瀧ト唱」「王子不動之瀧」

11月6日「隅田川水神の森眞崎」「堀切の花菖蒲」「綾瀬川鐘が渕」「木母寺内川御前栽畑」

飛鳥山は享保改革の際に桜の名所として整備され、それにともなって王子も狐火などで知られる名所となった。また隅田川北部には古来から梅若伝説で有名な木母寺があるほか、風光明媚な隅田川沿いや近隣の堀切には、豊かな自然に接することのできる場所が少なくなかった。今回は江戸近郊の行楽スポットとして江戸庶民の注目を浴びるようになっていったこの地域を体感してみたい。



【6】11/13 講義【7】11/20 見学

東海道、旅の始まり―品川から六郷土手へ―

湯浅 隆 駒澤大学教授

「八景坂鎧掛松」「蒲田の梅園」「南品川鮫洲海岸」

江戸時代、人は陸上を、物資は水上をたどった。江戸からは諸方に街道が整備され、五街道の江戸最寄りの宿は品川・内藤新宿・板橋・千住におかれた。これらを総称して江戸四宿という。この四宿が、江戸と旅路との実質的境界であった。東海道を西に進む人たちが江戸を離れてまず眼にする光景を、鮫洲・八景坂・蒲田からたどる。



【8】11/27 見学【9】12/4 見学【10】12/11 講義

目黒の旧跡と江戸川沿い下総

藤島幸彦 早稲田大学講師

「目黒千代か池」「目黒新冨士」「目黒爺々が茶屋」「目黒元不二」

「真間の紅葉手古那の社継はし」「鴻の台とね川風景」

目黒の地は江戸を守護する五不動尊のひとつ、目黒不動を中心に江戸時代初めから発達した江戸の西郊地区である。広重当時もかなり賑わっていて、富士信仰のシンボルである富士塚をはじめ名所が並んでいた。惜しむらくは、現代ではその面影がかなり消えたしまったことである。歴史の変貌の姿を確認したい。また、江戸への物資の供給地、舟運の要所であった江戸川沿いの下総からは見晴らしが良かったという。現代ではどうであろうか。

備考

見学は現地集合・解散です。見学回の1つ前の授業の際に集合場所等詳細をお伝えします。

見学の際には入場料等、別途費用がかかる場合があります。

講師陣

名前 藤島幸彦他
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール
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