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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-07-11 / 芸術・文化 / 学内講座コード:320407

巨匠パブロ・ピカソと人類の美術史 愛と怒りの造形と変貌~画家の人生と彼の20世紀史をたどりながら

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月13日(木)~ 9月 7日(木)
講座回数
8回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,328円
定員
24
その他
ビジター価格 26,827円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・ピカソの作品と彼の人生を、編年風にたどりながら、その芸術の全貌を理解する。
・ピカソの作品が彼個人の人生の波動を、同時代の潮流にシンクロナイズさせていることを実証する。
・ピカソの絵画、彫刻、版画類が同時代やその後の芸術に与えた影響を検証する。

【講義概要】
「わたくしは、わたくしと、わたくしの環境である。」(哲学者オルテガ)
「わたくしの絵は、日記の1ページのようなものだ。」(パブロ・ピカソ)

20世紀を代表する芸術家の一人、パブロ・ルイス・ピカソ(1881-1973年)は、画家の個人史を一方に、19世紀末から20世紀後半に至る戦争と平和の激動の時代史をもう一方にすえて、多彩な造形活動と目まぐるしいスタイルの変貌を繰り返してきました。その創造のルーツはつねに、画家自身をめぐっての生活と彼が生きたその時代にあり、一貫して愛すべきもの、また慈しむべきものへの共感を表明する一方、憎悪すべきもの、批判すべきものへの不安と怒りの表明でもあったのです。本講座では、ピカソ芸術の全貌とその造形の秘密を、人類の美術史を回顧しつつ解明すると同時に、彼の人生と彼が生きた時代を、その作品と変貌の軌跡をたどりながら考察していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/13(木) ピカソの誕生、天才神話とその真実:パブロからピカソへ
第2回 2017/ 7/20(木) 青春のピカソ、赤と青のバルセロナ:ムダルニズマと米西戦争の敗北
第3回 2017/ 7/27(木) キュビスムという名の造形革命:《アヴィニョンの娘たち》からコラージュへ
第4回 2017/ 8/ 3(木) ピカソ・クラシック:第一次大戦後と秩序への回帰、バレイ・リュスと上流志向
第5回 2017/ 8/10(木) ピカソとシュルレアリスム:不安と痙攣の時代、磔刑から闘牛、ミノタウロス神話へ
第6回 2017/ 8/24(木) 《ゲルニカ》とスペイン内戦:戦争の時代と《ゲルニカ》のオデュッセア
第7回 2017/ 8/31(木) ピカソと長々しい晩年の創作:「絵画はわたしよりも強い。」
第8回 2017/ 9/ 7(木) 芸術家ピカソ、その教訓と遺産と影響:マティスとピカソ

備考

【ご受講に際して】
◆箱根のポーラ美術館で開催中の「ピカソとシャガール:愛と平和の讃歌」展(3月18日~9月24日)鑑賞会を予定しています(本講座の開講期間中に有志で実施)。参加希望の方には、講義の中で詳細をご案内いたします。


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 大髙 保二郎
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 1945年、香川県生まれ。早稲田大学大学院、マドリード大学大学院博士課程に学ぶ。跡見学園女子大学、上智大学外国語学部を経て、早稲田大学文学学術院教授。スペイン美術史専攻。著書:『ベラスケス』(中央公論社)、『ピカソ美術館 戦争と平和』(集英社)、『NHK プラド美術館』(共著)、『エル・グレコ』(朝日新聞社)、『ゴヤ』(小学館)、報告書『ベラスケスとスペイン宮廷画家の総合的研究』(科研12610064)、共・訳書:ファブレ『不滅のピカソ』(平凡社)、ガッシエ『ゴヤ全素描』、『ゴヤの手紙』、(以上、岩波書店)ほか。
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