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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-07-16 / 世界史 / 学内講座コード:320312

人物で知る第一次世界大戦 ニコライ二世、チャーチル、ヒトラー、ムスタファ・ケマル、ハミルトン、モルトケ、ジョフルに着目して

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月18日(火)~ 8月29日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
24
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・人物を中心として、第一次世界大戦の歴史的な展開を知る。
・政治・軍事指導者がいかなる状況下で、どのような意思決定をしたか、理解する。
・第一次世界大戦が将来の指導者にどのような意味を持ったかを理解する。
・歴史探求の楽しみを味わっていただければと思う。

【講義概要】
2014年に開戦百周年を迎えた第一次世界大戦(1914~18年)は、歴史上の様々な人物の運命を変えた。大戦中に挫折したり、非業の死を遂げた人々もいれば、大戦をきっかけとして、あるいは大戦経験を経て、その後の歴史に多大な影響を与えた人物もいる。この講義では、第一次世界大戦にかかわった君主・政治指導者・軍人の人物像を描きながら、大戦の推移を歴史的にたどる。取り上げるのは、まずはロシア革命で皇帝の座を追われたニコライ二世とその家族の悲劇的な運命である。次に、海相として戦争遂行に積極的に携わった若きチャーチルの奮闘と挫折を描く。続く第3回では、そのチャーチルが立案したダーダネルス作戦(1915年)を指揮したイギリス軍のハミルトンと迎え撃ったトルコ軍師団長ムスタファ・ケマル(後のトルコ共和国建国の父)、それぞれの明暗を見る。次いで第4回では、1914年の西部戦線に話を移し、独仏の軍事指導者モルトケとジョフルの開戦からマルヌの戦いまでの行動と判断を吟味する。最終回では、その西部戦線で一兵卒として戦ったヒトラーの大戦経験とその経験の第二次世界大戦への影響を考察する。
また、本講義では、文字資料だけではなく、当時の世相や見方を知るのに役立つ雑誌・新聞の諷刺画を紹介する。さらに、ドキュメンタリー・映画・小説なども必要に応じて紹介し、第一次世界大戦の多面的な理解を促す講座としたい。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/18(火) ニコライ二世と元皇帝一家の悲劇:従兄ジョージ五世はなぜ助けなかったのか? 99年前の処刑の真相とは? 一家の三匹の犬の運命は?
第2回 2017/ 7/25(火) チャーチル海相の奮闘と挫折:アントワープ防衛、ドイツ東洋戦隊の殲滅、ダーダネルス作戦の失敗、海相辞任、チャーチルのその後
第3回 2017/ 8/ 1(火) ダーダネルス作戦の明暗:イアン・ハミルトンとムスタファ・ケマル、アンザック・コーヴの戦いとオーストラリア国民の「誕生」
第4回 2017/ 8/22(火) 1914年の西部戦線、開戦からマルヌの戦いまで:モルトケ対ジョフル
第5回 2017/ 8/29(火) ヒトラーの第一次世界大戦経験:志願兵、歩兵・伝令兵、失明、勲章授与の皮肉、創られた軍歴、第二次大戦への影響

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『第一次世界大戦史 ― 諷刺画とともに見る指導者たち』(中公新書)(ISBN:978-4121023681)


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 飯倉 章
肩書き 城西国際大学教授
プロフィール 1956年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、修士(国際関係学、国際大学)、博士(学術、聖学院大学)。専門は国際関係史で、日露戦争、第一次世界大戦、黄禍論、諷刺画などを研究。著書に『第一次世界大戦史』(中央公論新社)、『黄禍論と日本人』(中央公論新社)、『日露戦争諷刺画大全』(芙蓉書房出版)など。
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