講座詳細情報
申し込み締切日:2017-07-06 / 日本史:世界史 / 学内講座コード:320309
山田長政の時代の伴天連(バテレン)と穆斯林(ムスリム) 16~17世紀のインド洋と東アジアを考える
- 開催日
- 7月 8日(土)~ 8月 5日(土)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,580円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 16,767円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
近世の幕開けとなる東アジアにおける東西の交流と対立の複雑さ・意外さ・面白さを通じて、今日につながる東アジアの歴史を探ります。
【講義概要】
ポルトガルを中心とする西からのキリスト教徒の進出は、それ以前に東南アジア地域で形作られていたイスラム商人のネットワークと対立しました。16世紀後半から17世紀にかけての急テンポの時代の流れを追いながら、今日に至る東アジアの歴史的な特質を明らかにしていきたいと思います。
【第1回】7世紀以降の海路を通じる交易を展開したイスラム商人の動きと12世紀以降の新たなイスラームの動き。他方で、大航海時代に入り布教と交易のために異教世界を2分割したローマ教皇の見守る中で、旧大陸に進出したポルトガルと新大陸に進出したスペインが地球の反対側の東アジアで起こした対立抗争。
【第2回】ほぼ同時代に、イスラームの興隆を示すオスマン帝国の拡大とインドのイスラーム化を踏まえたムガル帝国の成立。そして、東南アジアにおけるイスラームの諸王朝(港市世界)の盛衰。
【第3回】イランのサファヴィー朝(シーア派スーフィズム)の東西への関心。アユタヤを背景にした東西さまざまな人々。日本人の東南アジア進出と、日本と中国におけるイエズス会の動き。
【第4回】インドのゴアを中心とした伴天連(バテレン)の盛衰。インドシナ半島における穆斯林(ムスリム)の後退と、忘却されたインドシナ半島のイスラム教徒のチャンパ。
【第5回】東南アジアの歴史をめぐる質疑と自由討論。
近世の幕開けとなる東アジアにおける東西の交流と対立の複雑さ・意外さ・面白さを通じて、今日につながる東アジアの歴史を探ります。
【講義概要】
ポルトガルを中心とする西からのキリスト教徒の進出は、それ以前に東南アジア地域で形作られていたイスラム商人のネットワークと対立しました。16世紀後半から17世紀にかけての急テンポの時代の流れを追いながら、今日に至る東アジアの歴史的な特質を明らかにしていきたいと思います。
【第1回】7世紀以降の海路を通じる交易を展開したイスラム商人の動きと12世紀以降の新たなイスラームの動き。他方で、大航海時代に入り布教と交易のために異教世界を2分割したローマ教皇の見守る中で、旧大陸に進出したポルトガルと新大陸に進出したスペインが地球の反対側の東アジアで起こした対立抗争。
【第2回】ほぼ同時代に、イスラームの興隆を示すオスマン帝国の拡大とインドのイスラーム化を踏まえたムガル帝国の成立。そして、東南アジアにおけるイスラームの諸王朝(港市世界)の盛衰。
【第3回】イランのサファヴィー朝(シーア派スーフィズム)の東西への関心。アユタヤを背景にした東西さまざまな人々。日本人の東南アジア進出と、日本と中国におけるイエズス会の動き。
【第4回】インドのゴアを中心とした伴天連(バテレン)の盛衰。インドシナ半島における穆斯林(ムスリム)の後退と、忘却されたインドシナ半島のイスラム教徒のチャンパ。
【第5回】東南アジアの歴史をめぐる質疑と自由討論。
備考
【ご受講に際して】
◆使い慣れた世界地図帳と(アジアの動きが分かる)簡単な世界史年表をご持参ください。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『イエズス会の世界戦略』(講談社)(ISBN:978-4062583725)
『史伝 山田長政』(学研M文庫)(ISBN:978-4059010586)
『リオリエント ー アジア時代のグローバル・エコノミー』(藤原書店)(ISBN:978-4894341791)※第2章参照。
『ヴァスコ・ダ・ガマの「聖戦」』(白水社)(ISBN:978-4560082973)※ポルトガル人のインドのゴアの状況を記した第19章参照。
『イスラームから見た「世界史」』(紀伊國屋書店)(ISBN:978-4314010863)※イランのサファヴィー朝の第10章と第12章参照。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆使い慣れた世界地図帳と(アジアの動きが分かる)簡単な世界史年表をご持参ください。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『イエズス会の世界戦略』(講談社)(ISBN:978-4062583725)
『史伝 山田長政』(学研M文庫)(ISBN:978-4059010586)
『リオリエント ー アジア時代のグローバル・エコノミー』(藤原書店)(ISBN:978-4894341791)※第2章参照。
『ヴァスコ・ダ・ガマの「聖戦」』(白水社)(ISBN:978-4560082973)※ポルトガル人のインドのゴアの状況を記した第19章参照。
『イスラームから見た「世界史」』(紀伊國屋書店)(ISBN:978-4314010863)※イランのサファヴィー朝の第10章と第12章参照。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 北村 歳治 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 東京大学・オックスフォード大学大学院卒。専門は金融経済学。大蔵省等をへて国際会計監査の「公益監視委員会」メンバー(2007~14年)。著書等に『中央アジア経済』(99年)、『現代のイスラム金融』(08年)、「近年における金融分野の基調的な変化」(14年)、"Two Shock Waves" (16年)等。 |