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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-08-03 / 日本史 / 学内講座コード:320213

ジャパネスク再発見 ― 戦中、戦後の文芸・美術・映像・建築から 「日本的なもの」とは何か

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
8月 5日(土)~ 9月 9日(土)
講座回数
4回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
11,664円
定員
24
その他
ビジター価格 13,413円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・2016年度冬学期講座に続き、今回の講座では文芸、美術、映像、建築などを通した「日本的な造形」の由来を、戦中から戦後に視点を合わて考えます。
・総力戦体制下で国民意識の統合へ向けた「日本的な造形」の展開と、敗戦でそれが崩壊し、戦後の民主主義のもとで新しい造形が生まれて発展、変容してゆく形を、個別の作品と作家を通してたどります。
・高度経済成長とグローバリゼーションによって、国民意識が拡散してゆくなかで、日本人の価値観や美意識がどのように生成・発展・変容し、また世界が〈日本〉にどのような眼差しを向けてきたのかを問うなかで、「日本とは何か」を考える手掛かりになればと思います。

【講義概要】
文芸、美術、映像など20世紀の日本の造形表現を振り返るとき、その「特殊性」をどう理解するかという問いに直面します。戦中から戦後にかけた「日本的なもの」の造形をとりあげ、グローバリゼーションの下での共感や変化、衝突を探るなかで、日本から発信される文化表現と、世界から寄せられる日本への眼差しの間にある落差を問い直し、その意味を考えます。人やモノ、お金が自在に国境を超えて行き交うグローバリゼーションの時代はまた、個別の文化や国境が際立つ逆説を併せ持ちます。そこから現代の〈クールジャパン〉への道をたどりたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 8/ 5(土) 総力戦と〈満州〉という空間 (山田耕筰と李香蘭)― 音楽
第2回 2017/ 8/26(土) 敗戦の表象(太宰、黒澤、フジタの戦争)― 文芸・映像・美術
第3回 2017/ 9/ 2(土) 「戦後」を疑う(三島由紀夫の屈託)― 文芸
第4回 2017/ 9/ 9(土) 五輪と万博(丹下健三と岡本太郎の対決)― 建築

備考

【ご受講に際して】
◆今学期からのご受講も歓迎いたします。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『〈日本的なもの〉とは何か』(筑摩書房)(ISBN:978-4480016218)


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 柴崎 信三
肩書き ジャーナリスト、獨協大学講師
プロフィール 1946年東京都生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、日本経済新聞社へ入社し、文化部長や論説委員を務めた。現在はジャーナリスト。獨協大学、白百合女子大学でメディア論などを講じる。著書に『絵筆のナショナリズム』(幻戯書房)、『〈日本的なもの〉とは何か』(筑摩書房)などがある。
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