講座詳細情報
申し込み締切日:2017-07-16 / 文学 / 学内講座コード:320110
私小説の世界 事実と虚構の狭間で
- 開催日
- 7月18日(火)~ 8月29日(火)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 17,496円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 20,120円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
近代日本文学を特徴付ける領域と見なされる私小説の作品を取り上げ、そこにどのような特質と普遍性がはらまれているのかを探っていく。
【講義概要】
田山花袋、志賀直哉、葛西善蔵、梶井基次郎といった典型的な私小説の作家だけでなく、森鴎外、三島由紀夫、大江健三郎など、一般には私小説の作家とは見なされない作家たちの作品にも眼を配り、「私」を語る行為にどのような問題性があり、そこに虚実がどのように交錯しているのかを考察する。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/18(火) 「私」を語るとは ― 『舞姫』と『仮面の告白』をめぐって
第2回 2017/ 7/25(火) 私小説の成立 ― 田山花袋と『蒲団』
第3回 2017/ 8/ 1(火) 書くことによる救済 ― 志賀直哉と『和解』
第4回 2017/ 8/ 8(火) 生命への希求 ― 葛西善蔵と梶井基次郎
第5回 2017/ 8/22(火) 核の時代と障害児 ― 大江健三郎の世界
第6回 2017/ 8/29(火) 希薄な「私」への執着 ― 現代と私小説
近代日本文学を特徴付ける領域と見なされる私小説の作品を取り上げ、そこにどのような特質と普遍性がはらまれているのかを探っていく。
【講義概要】
田山花袋、志賀直哉、葛西善蔵、梶井基次郎といった典型的な私小説の作家だけでなく、森鴎外、三島由紀夫、大江健三郎など、一般には私小説の作家とは見なされない作家たちの作品にも眼を配り、「私」を語る行為にどのような問題性があり、そこに虚実がどのように交錯しているのかを考察する。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/18(火) 「私」を語るとは ― 『舞姫』と『仮面の告白』をめぐって
第2回 2017/ 7/25(火) 私小説の成立 ― 田山花袋と『蒲団』
第3回 2017/ 8/ 1(火) 書くことによる救済 ― 志賀直哉と『和解』
第4回 2017/ 8/ 8(火) 生命への希求 ― 葛西善蔵と梶井基次郎
第5回 2017/ 8/22(火) 核の時代と障害児 ― 大江健三郎の世界
第6回 2017/ 8/29(火) 希薄な「私」への執着 ― 現代と私小説
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 柴田 勝二 |
---|---|
肩書き | 東京外国語大学教授 |
プロフィール | 1956年兵庫県生まれ。大阪大学大学院(芸術学)博士後期課程修了。博士(文学)。明治から平成に至る近代文学を中心として、日本文学を幅広く研究している。著書に『三島由紀夫 魅せられる精神』、『漱石のなかの〈帝国〉――「国民作家」と近代日本』、『中上健次と村上春樹』などがある。 |