大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・維新期、新しい国家体制をどのように創出していくのか。天皇制国家に帰結するプロセスについて考察することを目標とします
・天皇制国家建設に向けての営為は、行きつ戻りつのさまざまな試みの集積・結果ですが、その複雑多様な試みを具体的に検討していきたいと考えています

【講義概要】
　立憲主義をキーワードに日本の近代国家形成のありようを探ることを課題とします。具体的には、慶應3(1867)年10月の大政奉還を機として、戊辰戦争を経過するなかで成立する維新政府の国制形成のありようを立憲制国家建設といった視点から、検証したいと考えています。今期は、五カ条誓文渙発、政体書発布といった国家機構整備の具体相、中核に据える天皇の存在形態の改革など、具体的に取り上げる予定です。

【ご受講に際して】
◆2017年春講座の続きです。夏講座からのご参加も大歓迎です。


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	大庭 邦彦
肩書き	聖徳大学教授
プロフィール	早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、聖徳大学文学部教授。幕末・維新期から明治期前半の政治史を中心に研究している。著書に『父より慶喜殿へ 水戸斉昭一橋慶喜宛書簡集』(集英社)、『徳川慶喜と幕末・明治』(日本放送出版協会)ほかがある。