大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
朗読を今までに勉強したことがあり、さらなる成長を目指している人を対象にした講座です。自分の朗読をさらに深めていくために、各自が苦手とする部分の改善に主眼をおいて、表現力の向上を目指します。

【講義概要】
今年は芥川龍之介没後90年。「魔術」と「南京の基督」の2篇を題材にして朗読していきます。「魔術」は、魔術を教わりたい私が「慾のある人間には使えません、あなたにはそれができますか」と言われて……。「南京の基督」の支那の少女金花は、貧しい生計を助けるために夜な夜な部屋に客を迎える私窩子。ある日悪性の病に冒され治す方法はひつとしかないと言われて……。人間の持つ「業」をみつめた二作をそれぞれ読み分けていきましょう。

【ご受講に際して】
◆火曜・金曜で教材は異なりますが、目指す目標は同じです。
◆朗読経験者を対象とした講座です。初心者の方でも受講は可能ですが、あまり基礎からの練習時間はとれないため、腹式呼吸の経験がある方が望ましいです。


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	鈴木 千秋
肩書き	朗読家、フェリス女学院大学講師
プロフィール	東京生まれ。舞台朗読の第一人者・幸田弘子氏に師事。朗読グループ幸風を主宰。フェリス女学院大学、エクステンションセンター等で朗読講師を務める。樋口一葉、夏目漱石、「源氏物語」「おくのほそ道」など幅広い作品で毎年朗読公演開催。太宰治文学サロン出演、シドニー大学、ハノイ大学で日本語専攻の学生向けに公演。