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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-17 / 日本史:宗教・哲学 / 学内講座コード:310503

日本近世の思想

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月19日(金)~ 6月16日(金)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
24
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
私たち現代の日本に暮らすものは、最新の文化文明の影響の中にいますが、しかし心情や人生観ばかりでなく、組織の作り方、社会のありかたにも、それまで形成されてきた心の習慣性、さらには思想が大きく影響しています。本講座は、近世の江戸時代が対象となりますが、古代や中世の思想をふくめ、日本の思想史をそうした視点からともに正確に学び、ともに考えることで、今を生きるヒントを探すことが、この講座の目標となります。

【講義概要】
近世徳川時代の思想の歴史は、儒教の影響を多く受けています。同時にその時代は、中国大陸、朝鮮半島に同様に儒教思想が広がっていました。たとえば仁義礼智など儒教思想は、現代の日本での物の考え方ばかりか、東アジアの思想を考える場合も必須の知識となります。本講義では儒教思想の流れ、基本的な考え方を、徳川時代の思想史を舞台に学び考えていきます。他方、儒教の学問としての近世日本での展開は、武士層だけでなくひろく庶民層にも影響を与え、しかし他方で、儒教に反対の立場を取る思想の形成をもたらしました。そのひとつが本居宣長の国学です。近世の思想は、明治につながる開国の思想的背景を知るにも必須の知識となります。こうした思想史のアウトラインをつかむとともに、それら代表的な思想のそれぞれの核心を、ともに学び考えていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 5/19(金) 近世思想の概要
第2回 2017/ 5/26(金) 儒教思想から
第3回 2017/ 6/ 2(金) 儒教思想の広範な影響
第4回 2017/ 6/ 9(金) 国学の思想
第5回 2017/ 6/16(金) 洋学および開国の思想的背景

備考

【ご受講に際して】
◆特に予備知識は必要ありません。まえもっての知識があれば、さらに深い理解をたすけますが、指定したテキストをざっと見ておいていただくと、思想の流れや連関がつかみやすいでしょう。近世もまた日本人の心性や知性の歴史的な淵源の一つです。現代の私たちの感性や知性にどのような影響を与えているか、そうした関心に答えることが、この講座のねらいでもあります。


テキスト
『日本思想全史』(ちくま新書)(ISBN:978-4480068040)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 清水 正之
肩書き 聖学院大学教授
プロフィール 東京理科大学、放送大学客員教授等をへて現職。倫理学・日本倫理思想史を専攻する。『日本思想全史』(ちくま新書)、『国学の他者像』(ぺりかん社)、『岩波講座 日本の思想(第4巻)自然と人為』(共著、岩波書店)等。
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