大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
シェイクスピアの作品世界を理解する。

【講義概要】
全5回の講義のうち、最初の3回は『ハムレット』を扱い、残り2回では『夏の夜の夢』と『ロミオとジュリエット』を取り上げます。
ハムレットは決断のできない優柔不断な青年という誤解がありますが、実際はどうなのでしょう?3回にわたって『ハムレット』の作品世界を読み解きます。
また、シェイクスピア喜劇のなかから『夏の夜の夢』を取り上げます。シェイクスピアの韻律とはどのようなものか、音の響きと作品世界の内容との結びつきを読み解きます。
さらに『ロミオとジュリエット』はなぜ四大悲劇のなかに入らないのでしょう?原文の名台詞を追いながら、作品を解釈します。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 5/12(金) ハムレットは太っていた!(1)
第2回 2017/ 5/19(金) ハムレットは太っていた!(2)
第3回 2017/ 5/26(金) ハムレットは太っていた!(3)
第4回 2017/ 6/ 2(金) 『夏の夜の夢』
第5回 2017/ 6/ 9(金) 『ロミオとジュリエット』

【ご受講に際して】
◆取り上げる3作品については、できれば前もって角川文庫で読んでおいていただくと、より講義を愉しめると思います。


テキスト
『新訳 ハムレット』（角川文庫）（ISBN:978-4042106142）
参考図書
『ハムレットは太っていた!』（白水社）（ISBN:978-4560047224）
『謎解き『ハムレット』』（ちくま学芸文庫）（ISBN:978-4480097194）
『シェイクスピア─ 人生劇場の達人』（中公新書）（ISBN:978-4121023827）
『ハムレット(大修館シェイクスピア双書)』（大修館書店）（ISBN:978-4469142525）
『新訳ロミオとジュリエット』（角川文庫）（ISBN:978-4042106159）
『新訳夏の夜の夢』（角川文庫）（ISBN:978-4041010495）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	河合 祥一郎
肩書き	東京大学教授
プロフィール	東京大学英文科卒、同大学院人文科学研究科博士課程修了。ケンブリッジ大学と東京大学より博士号取得。専門分野はシェイクスピア、演劇、表象文化論。著書に『ハムレットは太っていた!』(白水社、サントリー学芸賞受賞)、『シェイクスピアの正体』(新潮文庫)ほか。シェイクスピア新訳を角川文庫より刊行中。