大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・仏像鑑賞に役立つ日本史を学ぶ
・各時代を代表する重要作例を学ぶ
・仏像の様式と制作技法を学ぶ

【講義概要】
　仏像鑑賞のための日本史を学ぶ講座として、まず、飛鳥時代から講義を開始します。毎回、時代を代表する仏像を取り上げ、その仏像の制作に関わった重要人物にスポットをあてて人物史として生涯を概観しつつ、同時代の仏像を理解するために必要な日本史の事項を掘り下げていきます。仏像が制作される背景には必ずその時代の要請があります。仏像を日本史の目で見ることによって、仏像鑑賞の視点を広げていきましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/ 7(金) オリエンテーション
第2回 2017/ 4/14(金) インドにおける仏像の誕生
第3回 2017/ 4/21(金) 日本の仏像に影響を与えた大陸の仏像
第4回 2017/ 4/28(金) 仏教公伝前夜の東アジア情勢
第5回 2017/ 5/12(金) 仏教公伝
第6回 2017/ 5/19(金) 仏教の受容と仏師の育成
第7回 2017/ 5/26(金) 飛鳥寺の造営
第8回 2017/ 6/ 2(金) 聖徳太子と創建法隆寺
第9回 2017/ 6/ 9(金) 秦氏と広隆寺の仏像
第10回 2017/ 6/16(金) 飛鳥時代の歴史と仏像

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	森下 和貴子
肩書き	日本大学講師
プロフィール	東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程了。専門分野は東洋美術史。論文に「藤原寺考―律師道慈をめぐって」(『美術史研究』25)、「木心乾漆像の出現と漆」(『仏教芸術』255)、「一切経の経蔵厨子としての六宗厨子とその形状」(『南都仏教』96)、「興福寺西金堂の釈迦集会像―律師道慈をめぐって」(『てら ゆき めぐれ』)。