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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-11-05 / その他教養 / 学内講座コード:”2331Z001

町工場の一斉公開「オープンファクトリー」に挑む 「モノづくり」を「まちづくり」「観光」「教育」に活かす

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
YouTube Logo
開催日
11月15日(水)
講座回数
1回
時間
16:00~17:30
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,000円
定員
40
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
特別区プレミアム講座「東京23区の今を考える」は特別区協議会とオープンユニバーシティの連携講座です。有数の大都市東京の社会的課題や、対応に関して広く東京都区民に理解を深めていただくことを目的とした講座です。多くの方々に受講していただけるよう、特別価格で提供し、入会金も不要です。
尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。

私は、「観光」と「まちづくり」の相乗効果を期待する「観光まちづくり」を研究しています。歴史文化資源や自然資源にとどまらず、地域の産業にも「観光資源」としての価値を見い出し、人的交流や経済活動を活性化させる「観光対象」となることが期待されています。私は、2010年頃から同僚や学生とともに、東京都大田区の特色であるモノづくりや町工場に着目し、その魅力や価値を伝えるための方法を考えてきました。しかし、いわゆる「産業観光」として、工場内部を公開する企画を考えても、大田区の町工場はBtoB(企業間取引)のモノづくりが中心で、守秘義務があるほか、一般向けに説明しようにも簡単には理解してもらえない専門的な技術を扱うケースがほとんどです。町工場の当事者にしてみても、「なぜ自分たちの仕事場を一般開放する必要があるのか」という意識があります。
そこで、私たちは、1年に1回期間限定で地域ぐるみで工場を一般公開するのであれば、町工場側の負担は少ないのではないかと考えました。これを「オープンファクトリー」と呼び、2012年にスタートしました。そして、何年か続けてゆくと、様々な効果があることが分かってきました。「住工混在」の地域だからこそ、町工場は地域と交流し、さらにモノづくりを地域内外に情報発信ができるイベントに興味を持っていること、町工場の職人が一般向けにわかりやすく仕事内容を説明できるリテラシーが高まれば、実際の仕事にも活かされるため、社内教育の観点からもメリットが大きいことなどです。これらは、雇用や新たな仕事の受注など企業としての直接的なメリットではありませんが、地域の多くの工場が賛同し、2023年の現在まで続いています。
オープンファクトリーは、現在全国のモノづくり産地約50地域(都内では、台東区や墨田区など)で実施され、2025年の大阪万博に向けて大いに盛り上がりを見せています。本講座では、東京都大田区での実践的活動を踏まえて、地域資源としての「モノづくり」を「まちづくり」「観光」「教育」に活かす総合的取り組みについて考えてゆきたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 11-15 16:00~17:30

備考

単位数:0単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 岡村 祐
肩書き 東京都立大学 都市環境学部環境科学科 准教授
プロフィール 東京大学 工学部都市工学科卒業。東京大学 大学院 工学系研究科都市工学専攻修了。
首都大学東京都市環境学部自然・文化ツーリズムコース助教。同学部観光科学科准教授を経て、2020年から現職。
専門・研究分野は都市計画、都市デザイン、都市保全計画、観光まちづくり、観光地域史。
現在一般社団法人おおたクリエイティブタウンセンター副センター長として、大田区の町工場やモノづくりを地域観光資源として、「モノづくり」「まちづくり」「観光」「教育」の横断的活動を展開している。
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