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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-07-30 / 日本史:芸術・文化:経済 / 学内講座コード:2321I003

敗戦から高度成長期の都民の生活・文化・感情 占領下の貧困、復興期の特需、高度成長下の団地、そこで流れる音楽

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
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開催日
8月9日(水)~8月23日(水)
講座回数
3回
時間
18:00~19:30
講座区分
数回もの 
入学金
3,000円
受講料
7,500円
定員
15
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
敗戦後の貧困については、みなさんもご存じのことと思います。闇市や買売春や浮浪児などをイメージされる方も多いでしょう。
そしてその後の朝鮮戦争(1950-53)。この戦争は「ガチャマン景気」ともいわれる特需景気をもたらし、多くの新興成金をうみだし、人びとはしだいに復興の希望を抱いていきます。
それを受けて高度成長へ。東京オリンピック(1964)に象徴される大都市の復活劇は世界の注目を集め、東京の人びとも夢のマイホームを手に入れ始めます。
この講座では、以上のような都民生活史を、私たちの感情の歴史に即して跡づけていきます。アメリカとソ連の冷戦の影響、基地化と都市化の同時進行、東京農業の衰退など、社会が大きく変動していくなかで人びとは、希望と不安、享楽と刹那、憤怒と悲哀の間で揺れ動きながら、まさに錯綜した感情を抱えこんで、懸命に生きていたといえるでしょう。
アメリカの夢のような電化生活が宣伝され、都市文化のきらびやかさをジャズがいろどり、貧しさをまぎらわすかのようにブギウギやロカビリーが流れ、その一方でエレジーやマンボや追分節が聴こえてくる時代を経て、私たちは豊かさを手に入れます。そしてマイホームのステレオでレコードを聴く生活へ。当時の映像資料や音楽資料を交えながら、私たちのルーツを一緒に探ってみませんか。

参考図書:
『「混血児」の戦後史』(青弓社、2018年)
共著『〈戦後〉の音楽文化』(青弓社、2016年)

※この講座は、これまで実施された上田誠二の講座と重複する内容がありますが、新しい視点・資料をとりいれ再構成されています。

【講座スケジュール】
第1回 08-09 18:00~19:30
第2回 08-16 18:00~19:30
第3回 08-23 18:00~19:30

備考

単位数:1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 上田 誠二
肩書き 日本女子大学 准教授
プロフィール 同時代史学会編集委員、日本教育史学会事務局長、洋楽文化史研究会代表幹事。
専門は現代史、教育史、音楽史。博士(史学、東京都立大学)。
著書に『音楽はいかに現代社会をデザインしたか』(新曜社)、『「混血児」の戦後史』(青弓社)、共著に『〈戦後〉の音楽文化』『日本の吹奏楽史』『近代日本の都市と農村』(以上、青弓社)、『こんなに変わった歴史教科書』(新潮社)他。
趣味は音楽全般であらゆるジャンルを愛好。
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