講座詳細情報
申し込み締切日:2022-10-03 / その他教養 / 学内講座コード:2231G101
いま、「死」と「生」の あわいについて考える
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:
問合せ先:
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 10月13日(木)~12月8日(木)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 18:30~20:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 16,000円
- 定員
- 60
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
大奥の事件簿 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
日本城館史概論 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
講座詳細
【講座内容】
東京都立大学オープンユニバーシティでは、オンライン スペシャル講座を開講いたします。オンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は『死』というものと、ある意味その対極にある『生きる』ということについて哲学、宗教、医学、生物学、文学、歴史、芸術など多くの観点から、本学教員をはじめ研究者・専門家と共に考えていきます。
あらゆる生き物はかならず死を迎えます。逆に言えば、いつ到来するかわからない死によって、つねに生は限定されています。死の定義は地域、文化、時代によって異なり、死を想像し解釈することは人間の文化の中核を占めています。一方で、死は、恐怖と不安をともなう、容易には受け入れがたい悲劇的な出来事ですが、他方で、死は新たな旅立ちや再生、救済や解放として肯定的にも表象されてきました。宗教的発想によれば、肉体が滅びた後も魂が生き延びる死後の世界があるのです。文学・芸術の表現において、登場人物の死や死の風景などは不可欠な要素です。有限な存在が死をいかに自覚するか、死にはいかなる意味があるのかという問いからは哲学的な思索が始まるでしょう。死や死者に対するとき、人間は居心地の悪さを感じ、その向こう側をさまざまに想像し始めます。死とは誰にも理解可能な透明な真理ではなく、謎に包まれた不透明な宿命です。この不透明さを想像する点に人間文化の発端があり、つまり、人間文化と死は切り離せないものです。感染症と戦争の危機にあるいま、死について多様な観点から考えます。
本講座は8回シリーズの講座となり、様々な分野の研究者・専門家8人による講義となりますが、講座全体のコーディネーターを東京都立大学 人文社会学部 西山雄二教授が務めます。
毎回の講義の最後に、登壇される講師の方々と西山教授とのミニ対談も実施する予定です。
多くの学問分野の先生方が登壇しますので、今後の進路を考えている高校生の皆さんにも参考になると思います。ご期待ください。
講座ナビゲーター:東京都立大学 教授 西山 雄二
【講座スケジュール】
第1回 10/13 18:30~20:00
第2回 10/20 18:30~20:00
第3回 10/27 18:30~20:00
第4回 11/10 18:30~20:00
第5回 11/17 18:30~20:00
第6回 11/24 18:30~20:00
第7回 12/01 18:30~20:00
第8回 12/08 18:30~20:00
東京都立大学オープンユニバーシティでは、オンライン スペシャル講座を開講いたします。オンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は『死』というものと、ある意味その対極にある『生きる』ということについて哲学、宗教、医学、生物学、文学、歴史、芸術など多くの観点から、本学教員をはじめ研究者・専門家と共に考えていきます。
あらゆる生き物はかならず死を迎えます。逆に言えば、いつ到来するかわからない死によって、つねに生は限定されています。死の定義は地域、文化、時代によって異なり、死を想像し解釈することは人間の文化の中核を占めています。一方で、死は、恐怖と不安をともなう、容易には受け入れがたい悲劇的な出来事ですが、他方で、死は新たな旅立ちや再生、救済や解放として肯定的にも表象されてきました。宗教的発想によれば、肉体が滅びた後も魂が生き延びる死後の世界があるのです。文学・芸術の表現において、登場人物の死や死の風景などは不可欠な要素です。有限な存在が死をいかに自覚するか、死にはいかなる意味があるのかという問いからは哲学的な思索が始まるでしょう。死や死者に対するとき、人間は居心地の悪さを感じ、その向こう側をさまざまに想像し始めます。死とは誰にも理解可能な透明な真理ではなく、謎に包まれた不透明な宿命です。この不透明さを想像する点に人間文化の発端があり、つまり、人間文化と死は切り離せないものです。感染症と戦争の危機にあるいま、死について多様な観点から考えます。
本講座は8回シリーズの講座となり、様々な分野の研究者・専門家8人による講義となりますが、講座全体のコーディネーターを東京都立大学 人文社会学部 西山雄二教授が務めます。
毎回の講義の最後に、登壇される講師の方々と西山教授とのミニ対談も実施する予定です。
多くの学問分野の先生方が登壇しますので、今後の進路を考えている高校生の皆さんにも参考になると思います。ご期待ください。
講座ナビゲーター:東京都立大学 教授 西山 雄二
【講座スケジュール】
第1回 10/13 18:30~20:00
第2回 10/20 18:30~20:00
第3回 10/27 18:30~20:00
第4回 11/10 18:30~20:00
第5回 11/17 18:30~20:00
第6回 11/24 18:30~20:00
第7回 12/01 18:30~20:00
第8回 12/08 18:30~20:00
備考
本講座に関係する著作・出演
『哲学への権利』西山 雄二 著作
『中世ヨーロッパ』大貫 俊夫 監訳
『レオス・カラックス』角井 誠 共著
『神秘の書』大須賀 沙織 共訳
『さまざまな一年』金 志成 編著
『医療と健康のための心理学』織井 優貴子 共著
『ビジネス ZEN入門』松山 大耕 著作
『君自身の哲学へ』小林 康夫 著作
※高校生は専用ページからお申し込みください。
※高校生の参加は無料です。8回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけの参加も可能です。
※アーカイブ(録画)視聴も可能です。
単位数:2単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
『哲学への権利』西山 雄二 著作
『中世ヨーロッパ』大貫 俊夫 監訳
『レオス・カラックス』角井 誠 共著
『神秘の書』大須賀 沙織 共訳
『さまざまな一年』金 志成 編著
『医療と健康のための心理学』織井 優貴子 共著
『ビジネス ZEN入門』松山 大耕 著作
『君自身の哲学へ』小林 康夫 著作
※高校生は専用ページからお申し込みください。
※高校生の参加は無料です。8回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけの参加も可能です。
※アーカイブ(録画)視聴も可能です。
単位数:2単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 大貫 俊夫 |
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肩書き | 東京都立大学 人文社会学部 准教授 |
プロフィール | 専門は中世ヨーロッパ史で、主にキリスト教修道制と社会の関わりについて研究している。主な著作としてOrval und Himmerod. Die Zisterzienser in der mittelalterlichen Gesellschaft (bis um 1350)、翻訳にアルフレート・ハーファーカンプ『中世共同体論──ヨーロッパ社会の都市・共同体・ユダヤ人』など。 |
名前 | 角井 誠 |
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肩書き | 東京都立大学 人文社会学部 准教授 |
プロフィール | 首都大学東京人文社会学部准教授。1982年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学、パリ第1大学博士課程修了。専門は、フランス映画を中心とした映画研究。主な論文に「ルノワール・タッチ――『スワンプ・ウォーター』における俳優演出」(『映像学』91号)、主な共著に『映画を撮った35の言葉たち』(フィルムアート社、2017年)、主な訳書に『彼自身によるロベール・ブレッソン』(法政大学出版局、2019年)などがある。 |
名前 | 大須賀 沙織 |
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肩書き | 東京都立大学人文社会学部 准教授 |
プロフィール | 早稲田大学文学部卒業、同大学院文学研究科フランス文学専攻修士課程修了。ロータリー財団国際親善奨学生、フランス政府給費留学生としてパリ第4(ソルボンヌ)大学に留学、同大学Master2課程修了、同博士課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース助教を経、2017年より東京都立大学人文社会学部フランス語圏文化論教室准教授。専門はバルザックにおける神秘思想とキリスト教文化。著書にS?raph?ta et la Bible(『セラフィタと聖書』)(Paris, Honor? Champion, 2012)、翻訳(共訳)にバルザック『神秘の書』(水声社、2013)がある。 |
名前 | 金 志成 |
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肩書き | 東京都立大学 人文社会学部 准教授 |
プロフィール | - |
名前 | 織井 優貴子 |
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肩書き | 東京都立大学 健康福祉学部 教授、看護学科長 |
プロフィール | - |
名前 | 田村 浩一郎 |
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肩書き | 東京都立大学理学部生命科学科 教授、生命情報研究センター長 |
プロフィール | 東京都立大学大学院博士課程修了(1991年)。理学博士。生命情報研究センター長。専門は進化遺伝学、ゲノム進化学、バイオインフォマティクス。 ショウジョウバエを用いた実験生物学的研究を行う傍ら、分子進化、分子系統解析のための方法理論の研究や分子進化遺伝学解析ソフトウェア(MEGA)の開発を行っている。 |
名前 | 松山 大耕 |
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肩書き | 臨済宗妙心寺退蔵院 副住職 |
プロフィール | - |
名前 | 小林 康夫 |
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肩書き | 東京大学 名誉教授 |
プロフィール | - |
名前 | 西山 雄二 |
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肩書き | 東京都立大学人文社会学部 教授 |
プロフィール | 博士(学術)。2001-03年、パリ第10大学(ナンテール)哲学科留学。2007年、一橋大学言語社会研究科博士課程修了。東京大学特任講師(グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター(UTCP)」)を経て、2010年より首都大学東京准教授、2020年より東京都立大学教授。 専門はフランス現代思想に関する研究、及び大学等における哲学教育のあり方に関する研究。2010年から2016年まで国際哲学コレージュのプログラム・ディレクター。著書に、『異議申し立てとしての文学――モーリス・ブランショにおける孤独、友愛、共同性』(御茶の水書房、2007年)、『哲学への権利』(勁草書房、DVD付、2011年)、編著に、『いま言葉で息をするために──ウイルス時代の人文知』(勁草書房、2021年) |
関連講座
大奥の事件簿 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
日本城館史概論 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)