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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-02-26 / 文学:日本史

禁忌の恋はどう語られたか―藤壺の物語を読む

主催:聖心女子学院聖心女子学院生涯学習センター(東京都)]
問合せ先:聖心女子学院生涯学習センター
開催日
4/8、5/6、5/13、5/27、6/10、6/24、7/1、7/15、7/22、9/9、9/23、10/7、11/11、12/16、1/13、1/27、2/10、2/24、3/10、3/17
講座回数
20
時間
14:30~16:00
講座区分
通年 
入学金
 - 
受講料
30,000円
定員
20
補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

「光源氏とたった五歳しか違わない継母藤壺の存在は、光源氏の人生を、あるいは『源氏物語』の正編全体を貫く軸として、重いと言えます。
しかしながら、戦前、谷崎潤一郎訳の『源氏物語』において藤壺の登場箇所が削除されたことが象徴するように、皇統乱脈を描く光源氏と藤壺との恋は時代の流れの中で忌避されることもありました。
 果たして物語は、どのように禁忌の恋を語っているのでしょうか 。「桐壺」巻の藤壺登場から、光源氏との逢瀬が語られる「若紫」巻へ―本講座では、一時も心の休まる折のない光源氏と藤壺との心の深奥に迫りながら、物語を読み進めてゆきます。
 なお、講座の中では昨年度同様に貴族たちの生活世界をイメージしていただけるように画像資料を用います。受講者の皆様が、桐壺の更衣や藤壺の過ごした宮中、光源氏の暮らした二条院を、心の中に思い描きながら原文を味わってくださるよう努めます。

■講義内容
<前期>
第1回 4月8日(金) 光源氏と藤壺との出逢い①
第2回 5月6日(金) 光源氏と藤壺との出逢い②
第3回 5月13日(金)光源氏の元服と結婚
第4回 5月27日(金)御簾越しの恋――光源氏、なおも藤壺を慕う(「桐壺」巻末)
第5回 6月10日(金)光源氏、北山に出向く①(「若紫」巻頭)
第6回 6月24日(金)光源氏、北山に出向く②
第7回 7月1日(金) 光源氏、北山に出向く③
第7回 7月15日(金)光源氏、北山に出向く④
第9回 7月22日(金) 光源氏、北山に出向く⑤
第10回 9月9日(金)  光源氏、北山に出向く⑥
第11回9月23日(金) 光源氏、北山に出向く⑦
<後期>
第12回10月7(金)  光源氏、北山に出向く⑧
第13回 11月11日(金)光源氏、北山に出向く⑨ 
第14回 12月16日(金)光源氏の帰邸 
第15回 1月13日(金) 葵の上との不和
第16回 1月27日(金) 光源氏、北山の人々に消息す
第17回 2月10日(金) 藤壺、宮中を退出――光源氏との逢瀬
第18回 2月24日(金) 光源氏と藤壺、それぞれの懊悩――藤壺懐妊
第19回 3月10日(金) 光源氏、若紫らと再会す
第20回 3月17日(金) 光源氏、若紫に執心する

講師陣

名前 大津 直子
肩書き 國學院大學助教・聖心女子大学非常勤講師
プロフィール

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