講座詳細情報
申し込み締切日:2024-01-14 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:340510
仏教思想特講 仏教的世界観を尋ねる
- 開催日
- 1月16日(火)~ 2月 6日(火)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 10:30~12:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 24,288円
- 定員
- 15
- その他
- 会員受講料: 21,120円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・日常的に用いられている仏教用語の本来の意味を理解する。
・仏教語辞典などを用いてテキストに出てくる未知の用語の大方の意味を把握できるようにする。将来的には、自分で書物を調べ、思考し、まとめるという作業が可能となることをめざす。
【講義概要】
仏教は大方の場合、日常生活の中で自然に受け入れられてきた。そのためか、具体的に仏教思想はどのような考え方からなるのかについては意識されていないように思われる。講義では、基本的な考え方を知るために、まず仏教の世界観について論じてみたい。私たちの住む世界はどのような構造から成り立っているのか、「私たち」と暗黙のうちに前提している自己の在り方はどのようなものなのか、という問題意識のもとに、世界観に関する教理の考察を行う。今回は、苦しみの原因としての多様な煩悩とそれら煩悩の断滅を論題とする予定である。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/16(火) 仏教の世界観の概説
第2回 2024/ 1/23(火) 『倶舎論』における法の分類。有漏と無漏の分類と、有為と無為の分類とはどのように対応するのか。
第3回 2024/ 1/30(火) 有漏法とは、煩悩が随増することを可能にする物事である。その有漏法を滅する力が択(ちゃく)である。
第4回 2024/ 2/ 6(火) 択力による有漏法の滅が択滅である。択力とは別なものによって得られる滅が非択滅である。非択滅とは具体的に何か。
・日常的に用いられている仏教用語の本来の意味を理解する。
・仏教語辞典などを用いてテキストに出てくる未知の用語の大方の意味を把握できるようにする。将来的には、自分で書物を調べ、思考し、まとめるという作業が可能となることをめざす。
【講義概要】
仏教は大方の場合、日常生活の中で自然に受け入れられてきた。そのためか、具体的に仏教思想はどのような考え方からなるのかについては意識されていないように思われる。講義では、基本的な考え方を知るために、まず仏教の世界観について論じてみたい。私たちの住む世界はどのような構造から成り立っているのか、「私たち」と暗黙のうちに前提している自己の在り方はどのようなものなのか、という問題意識のもとに、世界観に関する教理の考察を行う。今回は、苦しみの原因としての多様な煩悩とそれら煩悩の断滅を論題とする予定である。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/16(火) 仏教の世界観の概説
第2回 2024/ 1/23(火) 『倶舎論』における法の分類。有漏と無漏の分類と、有為と無為の分類とはどのように対応するのか。
第3回 2024/ 1/30(火) 有漏法とは、煩悩が随増することを可能にする物事である。その有漏法を滅する力が択(ちゃく)である。
第4回 2024/ 2/ 6(火) 択力による有漏法の滅が択滅である。択力とは別なものによって得られる滅が非択滅である。非択滅とは具体的に何か。
備考
【ご受講に際して】
◆本講座は「仏教思想入門」を受講された方におすすめですが、初めての方も歓迎いたします。
◆少人数による演習に近い形式で講義を行います。
◆補講日は2月13日(火)を予定しております。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『ブッダの 真理のことば 感興のことば』(岩波文庫)(ISBN:978-4003330210)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆本講座は「仏教思想入門」を受講された方におすすめですが、初めての方も歓迎いたします。
◆少人数による演習に近い形式で講義を行います。
◆補講日は2月13日(火)を予定しております。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『ブッダの 真理のことば 感興のことば』(岩波文庫)(ISBN:978-4003330210)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 岩田 孝 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 1944年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻単位取得満期退学。哲学博士取得(ハンブルク大学)。印度の六派哲学学派やジャイナ教と仏教との思想上での討論という視点から、仏教における認識論、存在論、論理学を取り扱う。著書に『Prasanga und prasangaviparyaya bei Dharmakirti und seinen Kommentatoren』(Universität Wien 1993年)。 |