大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・文豪と呼ばれる作家たちの意外な素顔に接して、その人と作品に、より深く親しむ手がかりとする。
・怪談文芸の多彩な広がりを学ぶことで、英国文化への理解を深める。
・日本と並ぶ、比類なき怪談王国イギリスが育んだ文学の神髄を、朗読を交えて体感する！

【講義概要】
「文豪」と呼ばれる作家たちは、「怪談」という文芸ジャンルに、異様なまでのこだわりを示す。日本における江戸後期から大正時代の怪談隆盛と奇しくも時を同じくして、大英帝国イギリスにおいても、ヴィクトリアン朝に空前の怪談ブームが到来した。今回の講義では、ドラキュラ（ストーカー）・ジキルとハイド（スティーブンスン）・タイムマシン（ウェルズ）など、時代を代表した名作を取り上げ、同時代の世界文学とも比較しながら、その尽きせぬ魅力と歴史を探ってみたいと思う。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	東 雅夫
肩書き	文芸評論家、アンソロジスト
プロフィール	1958年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。『幻想文学』『幽』編集長を歴任。2011年『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞。『文豪怪談傑作選』(ちくま文庫)をはじめ怪奇幻想文学のアンソロジー170余冊を編纂刊行。近年は絵本やテレビ番組の監修も手がける。