大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸時代を代表する芸能である、歌舞伎と文楽を、比較対照しながら、その見どころを具体的に紹介します。
・昔から今にいたる舞台を映像で鑑賞しながら、作品にまつわる芸談やエピソードなどを紹介することを通して、歌舞伎と文楽、それぞれの特質や面白さ、楽しみ方、さらには周辺文化への拡がりを学びます。

【講義概要】
秋学期は、2024年の十一世豊竹若太夫誕生をひかえて、豊竹座初演の演目をいくつか取り上げます。竹本座と豊竹座が道頓堀に並び立っていた人形浄瑠璃の黄金期における豊竹座の特色、作者、作風、曲風にせまります。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 9/28(木) 豊竹座とは
第2回 2023/10/ 5(木) 「和田合戦女舞鶴」（市若切腹）を中心に（1）
第3回 2023/10/12(木) 「和田合戦女舞鶴」（市若切腹）を中心に（2）
第4回 2023/10/19(木) 「和田合戦女舞鶴」（市若切腹）を中心に（3）
第5回 2023/10/26(木) 「義経腰越状」（五斗三番叟・鉄砲場）を中心に（1）
第6回 2023/11/ 2(木) 「義経腰越状」（五斗三番叟・鉄砲場）を中心に（2）
第7回 2023/11/ 9(木) 「義経腰越状」（五斗三番叟・鉄砲場）を中心に（3）
第8回 2023/11/16(木) 「祇園祭礼信仰記」（金閣寺）を中心に（1）
第9回 2023/11/30(木) 「祇園祭礼信仰記」（金閣寺）を中心に（2）
第10回 2023/12/ 7(木) 「祇園祭礼信仰記」（金閣寺）を中心に（3）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	児玉 竜一
肩書き	早稲田大学教授、早稲田大学演劇博物館館長
プロフィール	昭和42年兵庫県生まれ。早稲田大学大学院から、早稲田大学助手、東京国立文化財研究所、日本女子大学などを経て現職。専門は歌舞伎研究と評論。編書に『能楽・文楽・歌舞伎 日本の伝統芸能への誘い』(教育芸術社)、共編著に『カブキ・ハンドブック』(新書館)、『映画のなかの古典芸能』(森話社)など。「朝日新聞」で歌舞伎評担当。2013年より早稲田大学演劇博物館副館長を経て現在は館長。