大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・料理の裏にある物理学を知る。
・物理学の基本的な考え方を学ぶ。
・物理学を使って人生をより楽しむ方法を身につける。

【講義概要】
同じ料理のレシピでも、調べてみるとたくさんのバリエーションが見つかります。食材をどのように変化させたいのかという目的は同じでも、それを実現する手段は多様です。レシピに書かれている様々な指示の裏に隠れている目的を、物理学の視点で捉え直してみましょう。また、使用する調理道具にも様々な物理学的な特性が応用されています。講義の中ではイタリア料理を題材にした実験を交えながら、関係する物理学の知識も学んでいきます。料理を出発点として、物理学を使って毎日の生活を楽しむ方法を身につけていただくことが、この講義を開催する目的です。ただし、料理が上手になるとは限りませんので、ご注意ください。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/18(火) 美味しい飲みものの物理学
第2回 2023/ 7/25(火) 美味しいパスタの物理学
第3回 2023/ 8/22(火) 美味しい肉料理の物理学
第4回 2023/ 8/29(火) 美味しいスイーツの物理学

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は9月5日を予定しております。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	小川 慎二郎
肩書き	早稲田大学高等学院教諭・早稲田大学非常勤講師
プロフィール	パスタがアルデンテになる瞬間の内部構造をX線小角散乱で捉える研究や、ルネサンス期のフィレンツェにおける絵画技法と光学の関係についての研究など、料理やスポーツ、芸術を物理学の視点から楽しむことを主な研究テーマとして、物理教育に携わる。理科教員を目指す早大生の指導を通じて、未来の理科教師を育成している。NPO法人「理科カリキュラムを考える会」の事務局長を務め、より良い理科教育の実現を目指して、世界標準の理科教育を研究している。主な著作として「『高校の物理』が一冊でまるごとわかる」(ベレ出版)や検定教科書「高等学校物理」(啓林館)などがある。イタリア好き。早稲田大学出身。