講座詳細情報
申し込み締切日:2023-07-03 / その他教養 / 学内講座コード:220734
46億年の地球史―過去と未来を繋いで考える
- 開催日
- 7月 5日(水)~ 8月30日(水)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 27,324円
- 定員
- 40
- その他
- 会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・悠久の46億年の地球史と現代社会を繋いで考える
・現代文明にとって重要な物質である石油,石炭,鉄,セメント,プラスチックの現状を理解する
・十分な理解を土台として,現代そして人新世の将来について考える
【講義概要】
私たち、ホモ・サピエンス(賢い人)は約20万年前にアフリカに誕生した。地球上に現れた約10億種の生物の中で「考える」力を駆使して、唯一巨大な文明を作り出した。現代文明にとって重要な物質は、石油、石炭、鉄、セメント、プラスチックである。セメントとプラスチックの主要原料は、それぞれ石灰岩(炭酸塩)と石油である。これらの資源が形成した仕組みを46億年の地球史の観点より理解するとともに、これらを利用した現代社会の特徴と将来への課題にふれる。本講義では、「地球の容量の限界」が明瞭となった人新世という時代を生きるに際し、文系理系の知識を駆使して、問題の背景や今後の課題と対処についても考える。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/ 5(水) 40数億年前頃:地球環境の金星化回避の最大貢献物質である炭酸塩(石灰岩)
第2回 2023/ 7/12(水) 38億年前頃:無酸素大気下での生物の発生した嫌気性微生物―これは現代社会でも重要な役割を演じるー
第3回 2023/ 7/19(水) 27億年前頃:光合成の開始に伴う大規模縞状鉄鉱床の生成
第4回 2023/ 7/26(水) 5億6千万年前頃:骨格を持つ生物の誕生ー炭酸塩(石灰)殻が溶けていく21世紀末の海洋ー
第5回 2023/ 8/ 2(水) 3億年前頃:石炭の生成に伴う巨大昆虫ー人類社会の産業化に貢献した石炭ー
第6回 2023/ 8/ 9(水) 1億年前頃:石油生成と恐竜の活躍をもたらしたスーパープルーム大規模火山活動ー現代は石油文明ー
第7回 2023/ 8/23(水) 6550万年前頃:天変地異は繰り返すー天体衝突や地質・気候災害ー
第8回 2023/ 8/30(水) 20万年前頃:「考える」能力に長けたホモ・サピエンスの誕生ー巨大文明を創造した頭脳ー
・悠久の46億年の地球史と現代社会を繋いで考える
・現代文明にとって重要な物質である石油,石炭,鉄,セメント,プラスチックの現状を理解する
・十分な理解を土台として,現代そして人新世の将来について考える
【講義概要】
私たち、ホモ・サピエンス(賢い人)は約20万年前にアフリカに誕生した。地球上に現れた約10億種の生物の中で「考える」力を駆使して、唯一巨大な文明を作り出した。現代文明にとって重要な物質は、石油、石炭、鉄、セメント、プラスチックである。セメントとプラスチックの主要原料は、それぞれ石灰岩(炭酸塩)と石油である。これらの資源が形成した仕組みを46億年の地球史の観点より理解するとともに、これらを利用した現代社会の特徴と将来への課題にふれる。本講義では、「地球の容量の限界」が明瞭となった人新世という時代を生きるに際し、文系理系の知識を駆使して、問題の背景や今後の課題と対処についても考える。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/ 5(水) 40数億年前頃:地球環境の金星化回避の最大貢献物質である炭酸塩(石灰岩)
第2回 2023/ 7/12(水) 38億年前頃:無酸素大気下での生物の発生した嫌気性微生物―これは現代社会でも重要な役割を演じるー
第3回 2023/ 7/19(水) 27億年前頃:光合成の開始に伴う大規模縞状鉄鉱床の生成
第4回 2023/ 7/26(水) 5億6千万年前頃:骨格を持つ生物の誕生ー炭酸塩(石灰)殻が溶けていく21世紀末の海洋ー
第5回 2023/ 8/ 2(水) 3億年前頃:石炭の生成に伴う巨大昆虫ー人類社会の産業化に貢献した石炭ー
第6回 2023/ 8/ 9(水) 1億年前頃:石油生成と恐竜の活躍をもたらしたスーパープルーム大規模火山活動ー現代は石油文明ー
第7回 2023/ 8/23(水) 6550万年前頃:天変地異は繰り返すー天体衝突や地質・気候災害ー
第8回 2023/ 8/30(水) 20万年前頃:「考える」能力に長けたホモ・サピエンスの誕生ー巨大文明を創造した頭脳ー
備考
【ご受講に際して】
◆46億年の地球史に関する予備知識がなくても受講可能です。
◆講義は文理融合の観点より,出来事の基礎的な背景についても解説します。
◆現代の問題について解決する方向に関しても考えましょう。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆46億年の地球史に関する予備知識がなくても受講可能です。
◆講義は文理融合の観点より,出来事の基礎的な背景についても解説します。
◆現代の問題について解決する方向に関しても考えましょう。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 川幡 穂高 |
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肩書き | 早稲田大学客員教授、東京大学名誉教授 |
プロフィール | 横浜市生まれ.博士(理学,東京大学).専門分野は,生物地球環境学,古環境学・古気候学.日本地球化学会および日本地球惑星科学連合元会長.早稲田大学や東京大学等で,地球惑星科学などの授業を担当.専門は,生物地球化学をベースとした現代と過去の物質循環研究.現代の炭素循環に関する知見を過去に応用して古気候・古環境学の解析を行う一方,これらを統合して過去から未来への環境変遷の解析を行う.古気候学,人類学,考古学,歴史学を駆使した「気候変動と日本人20万年史」(岩波書店)がある. |