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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-07-06 / 世界史 / 学内講座コード:120344

国境から見たフランス史

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月 8日(土)~ 9月 9日(土)
講座回数
8回
時間
13:10~14:40
講座区分
その他 
入学金
 - 
受講料
27,324円
定員
30
その他
会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・多様性、地域性という視点でフランス史をとらえなおします。
・ミクロ・ヒストリー(国境地方の歴史)の凝視・追跡を通じてマクロ・ヒストリー(フランスをはじめスイス、ドイツ、イタリアの近代史・国民史)の理解を深めます。
・フランスとスイスの間、フランスとドイツの間の地域の独自の越境的な経済圏・生活圏があったことを学びます。
・密貿易を通して近世から近代にかけての過渡期に国境地方に生きた人びとの心性をさぐります。

【講義概要】
フランス史といえば、ルイ14世、ヴェルサイユ宮殿、フランス革命、ナポレオン、印象派美術等々の、いわばメジャーな人物や事柄がただちに想い浮かべられるかもしれません。これらはいずれも自然国境でかたどられた六角形の偉大・強大なフランス、華麗な、一枚岩のフランスの形成史に通じるものです。それを否定するものではありませんが、本講義では視点を変えて、そうしたフランス史をいったん「解体」し、その構成要素たる諸地域から、あるいは国境線の外側から見るとどうなるかという実験的なフランス史を提示します。いわば斜めから見たフランス像を、もっぱらその東部国境に視座をおいて話を進めます。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 7/ 8(土) 国境からフランス史を見る:イントロダクション
第2回 2023/ 7/15(土) 多様性のフランス、地域のフランス:もう一つのフランス史
第3回 2023/ 7/22(土) スイス史、ドイツ史のなかの地方分権主義の系譜
第4回 2023/ 7/29(土) 越境の風土と日常性:サヴォワ地方、ジェクス地方、ジュネーヴ
第5回 2023/ 8/ 5(土) 「スイス的自由」の世界1:フランスのフリー・ゾーン
第6回 2023/ 8/26(土) 「スイス的自由」の世界2:フリー・ゾーンのしくみと実態
第7回 2023/ 9/ 2(土) 「ドイツ的自由」の世界:アルザス人はフランスをどう見たか、フランス人はアルザスをどう見たか
第8回 2023/ 9/ 9(土) 「義賊」マンドゥランの世界:密貿易から見たフランス

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 内田 日出海
肩書き 成蹊大学名誉教授
プロフィール 熊本県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。経済学修士(早稲田大学)、歴史学博士(フランス・ストラスブール大学)。外務省専門調査員(在フランス日本国大使館)、成蹊大学経済学部教授を経て、現在、同大学名誉教授。専門はフランスを中心とする西洋経済史。より強い関心分野はフランス東部国境地方の政治・経済・社会・文化史。
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