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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-06-18 / 世界史 / 学内講座コード:910305

【オンデマンド】歴史と宗教で学ぶ中世ロシアとウクライナ (ロシアおよび西欧の)プロパガンダに惑わされないために歴史を知ろう

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター オンデマンド(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
6月20日(火)~ 6月20日(火)
講座回数
6回
時間
00:00~23:59
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
11,880円
定員
20
その他
会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・ウクライナとロシアの共通の祖先であるキエフ・ルーシの歴史を学ぶ。
・キエフ・ルーシの宗教思想の根幹となったテオーシス思想(イエス・キリストの真似び、イエス・キリストにおいて神が人間になったのだから、人間も神になれる)を知る。
・ロシアで発達した「神の代理人」という統治者観(ウクライナはあまり共有していない)について知る。

【講義概要】
ウクライナとロシアの共通の祖先であるキエフ・ルーシの歴史を学ぶ。キエフ・ルーシはローマではなく、コンスタンティノープルからキリスト教を受容し東のキリスト教を選択したことがロシア、ウクライナの歴史を決定した。西のキリスト教では、ラテン語が共通言語となったが、東のキリスト教では地域性を重んじ、スラヴ語で宗教儀式を行い、祈りを捧げることができた。イコノクラスム(聖像破壊)を経験した東のキリスト教では、神であり人間であるイエス・キリストが盛んに絵に描かれ、キリストの「人間」の部分に関心が集中したが、この人性への関心の傾斜から、ロシアにおいては「地上における神の代理人たる皇帝」という統治者観が発達した。



【各回の講義予定】
第1回 2023/ 6/20(火) ギリシア人兄弟、キュリロスとメトディオスの宣教ーロシアの文字(キリル文字)のはじまりはバルカン半島にある
第2回 2023/ 6/20(火) キエフ・ルーシのはじまりと西欧への対抗意識の起源ーキエフ大公ウラジーミルはコンスタンティノープルからキリスト教を受け容れた
第3回 2023/ 6/20(火) ボリスとグレープの列聖をめぐってーキエフ・ルーシ最初の聖者は兄弟殺しの犠牲者だった
第4回 2023/ 6/20(火) 中世ロシア随一の名作『イーゴリ軍記』のほんとうの姿を知るー敗北者が英雄になるロシア的伝統を宗教から考える
第5回 2023/ 6/20(火) キリストの真似びのテオーシス思想と「神の代理人」の概念ーキエフ府主教イラリオンとトゥーロフ主教キリルの説教から
第6回 2023/ 6/20(火) ロシア史上最初の専制君主アンドレイ・ボゴリュプスキイとトゥーロフのキリルの確執ー「神の代理人」に反旗を翻す宗教思想家

備考

【ご受講に際して】
◆この講座は
 2022年度 秋期 「歴史と宗教で学ぶ中世ロシアとウクライナ」 (09/30~12/09 金曜日、全6回)
 で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 三浦 清美
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール 1965年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授。専攻はスラヴ文献学、中世ロシア文学、中世ロシア史。著書に『ロシアの源流』(講談社)。訳書にストヤノフ『ヨーロッパ異端の源流』(平凡社)、ヤーニン『白樺の手紙を送りました』(共訳、山川出版社)。
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