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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-04-08 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:310503

法華経とは何か? その思想と背景の探究

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月10日(月)~ 6月19日(月)
講座回数
10回
時間
15:05~16:35
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
34,155円
定員
66
その他
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・わが国では、お経と聞くと、葬式、ありがたいご利益の話ーといった先入観が出来上がっているが、本来の仏教は「人間として、いかに生きるか」ということを説くものであったことを学ぶ。
・サンスクリット原典からの拙訳を通じて、漢訳だけからは見えてこない思想にも注目してもらう。
・本来の仏教が、普遍的な平等思想であったにもかかわらず、釈尊滅後に変質したこと、それを法華経がいかにして原点に戻そうとしたのかという思想運動の足跡が法華経であったことを学ぶ。

【講義概要】
人間の尊さを慈愛の眼差しで見つめ、それを巧みなる譬喩によって語る「人間尊重の文学」とも言える『法華経』は、これまで、鳩摩羅什訳が名訳であったことから漢訳で読まれてきた。この講座では、サンスクリット語からの拙訳(27章全編)を通して、鳩摩羅什訳の絶妙さを味わう。釈尊滅後500年経って差別思想や、権威主義が蔓延した仏教界の思想情況に対して積極的に発言したのが『法華経』だった。その成立した時代背景・思想情況を明らかにし、普遍的な『法華経』の思想の現代的意義をクローズアップしたい。信仰としてだけでなく文学・思想としても丁寧に読み込んでいきたい。全27章を10回の講義で読み終える予定。

備考

【ご受講に際して】
筆記具、ノート。
その日の講義該当箇所を一読して参加されるのが望ましい。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳』(角川ソフィア文庫)(ISBN:978ー4044004095)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 植木 雅俊
肩書き 仏教思想研究家
プロフィール 仏教思想研究家。日本ペンクラブ会員。1951年、長崎県島原市生まれ。島原高校卒、九州大学理学部卒。理学修士(九州大学)、文学修士(東洋大学)、人文科学博士(お茶の水女子大学)。東方学院で中村元博士の下で印度学・仏教思想論、サンスクリット語などを学ぶ。著訳書に『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上・下(岩波書店、毎日出版文化賞)、『仏教、本当の教え』(中公新書)、『仏教学者 中村元』(角川選書)、『差別の超克ーー原始仏教と法華経の人間観』(講談社学術文庫、お茶大提出博士論文)、『法華経とは何か』(中公新書)など。自伝的小説『サーカスの少女』(コボル刊)。
英文著書に、Gender Equality in Buddhism, Peter Lang Publ. Inc., New York, 2001.
Images of Women in Chinese Thought and Culture, Robin Wang博士らと共著、
Hackett Publ.Comp.,Massachusetts, 2003.
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