大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
戦後政治の政界「ナンバー2」の人物像を通して昭和・平成時代の政治の本質を理解、掌握する
陰の主役の存在意義を政治動向を振り返りながら剔出する
「ナンバー2」の共通項や異なる点を理解する

【講義概要】
戦後政治は、講和条約を経て国際社会に仲間入りして以降、長く「55年体制」と称される表面上は安定した構図の中で推移した。この間、政権与党を務めた自由民主党内では主導権争いが日常化、政局がらみの騒動となることも多かった。その推移を眺めれば、主役よりも「ナンバー2」が政権基盤の安定化に努め、自民党長期政権に貢献した事実が浮かび上がる。「ナンバー2」と称され、評価される人ーは概してトップを目指して雌伏の時を過ごすわけではなく、立場に徹し続けた印象が強い。
これらの人物像を通して、昭和・平成の政治を理解することで、今後の日本政治の在り方を推し量る材料として供したい。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/19(水) 後藤田正晴氏のすごみ
第2回 2023/ 4/26(水) 金丸信氏の強み
第3回 2023/ 5/10(水) 野中廣務氏、青木幹雄氏の力の源泉
第4回 2023/ 5/17(水) 伊東正義氏、西村英一氏に共通するもの
第5回 2023/ 5/24(水) 二階俊博氏、菅義偉氏の情報収集力

【ご受講に際して】
◆毎回、A4用紙数枚の参考資料をご提供します。
◆それに書き込むための筆記用具があれば大丈夫です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	石井 正
肩書き	時事総合研究所客員研究員
プロフィール	1949年埼玉県生まれ。71年中央大学法学部法律学科卒業。時事通信社入社後は一貫して経済畑で勤務。87年から92年までニューヨーク特派員。帰国後は経済部デスク、電子メディア編集部長、産業部長、編集局総務、解説委員など歴任。武蔵大学客員教授などを経て2014年から時事総合研究所客員研究員。