大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・古代エジプト史におけるファラオの特徴と役割を明らかにする。
・古代エジプト史の中で第3中間期からローマ帝国初期のファラオを選び、古代エジプト史の終焉の時期の支配者像に迫る。

【講義概要】
古代エジプトのファラオの歴史の中で、新王国時代が滅亡するとエジプトは外来の異民族が興隆する場所となっていった。第3中間期は多くの王朝が併立して存在している。エジプトの南の現在の北スーダンを故地とするクシュ王国がエジプトに侵入し第25王朝となる。アッシリアの侵入後に独立した第26王朝はデルタ西部のサイスを都とした。エジプトの中でも中心地が東デルタから西デルタへと移動し、エジプト史はギリシアやローマの影響で展開していく。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 6(木) 第3中間期第21王朝時代のファラオ
第2回 2023/ 4/13(木) 第3中間期第22王朝時代のファラオ
第3回 2023/ 4/20(木) 第25王朝・エチオピア王家のファラオ
第4回 2023/ 4/27(木) 末期王朝第26王朝のファラオ
第5回 2023/ 5/11(木) ペルシア支配(第1次・2次ペルシア支配時代)
第6回 2023/ 5/18(木) 第30王朝時代のファラオ
第7回 2023/ 5/25(木) マケドニア王国アレクサンドロス大王
第8回 2023/ 6/ 1(木) プトレマイオス1世・2世のエジプト
第9回 2023/ 6/ 8(木) プトレマイオス朝時代末期のファラオ
第10回 2023/ 6/15(木) ローマ帝国のエジプト支配

【ご受講に際して】
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◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
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名前	近藤 二郎
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1976年より45年間にわたりエジプト各地で発掘調査に従事。専門はエジプト学。著書に『ものの始まり50話』(岩波書店)、『エジプトの考古学』(同成社)ほか。