講座詳細情報
申し込み締切日:2023-04-06 / 文学 / 学内講座コード:110119
近代文藝の百年 関東大震災直後の文学
- 開催日
- 4月 8日(土)~ 6月10日(土)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 13:10~14:40
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 27,324円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・近代文藝成立から百年余り、その豊饒な文学世界に眼を向けつつ、新しい角度でその遺産を検討していきます。
・作家と時代との有機的なつながりに注意していきます。
・隠れた名作にも、積極的に眼を向けていきます。
【講義概要】
春学期はこれまで、100年前の作品に照明を当てる試みを続けて来ました。今年扱うのは1923年(大正12)、1924年(大正13)の文学です。関東大震災(1923年9月)を体験した文学者は、激動の時代にどういう作品を書いていったのでしょうか。何人もの文学者の特色のある営為を通して、この年の前後の文学作品、文学状況を考えていきたいと思います。宗像和重(志賀直哉)、小菅健一(川端康成)、山本亮介(横光利一)、石割透(谷崎潤一郎)、栗原敦(宮沢賢治)、山崎一穎(森鷗外)、庄司達也(芥川龍之介)、中島国彦(小林秀雄)の8名が担当します。(企画・中島国彦早稲田大学名誉教授)
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 8(土) 志賀直哉の大正12年
第2回 2023/ 4/15(土) 紡ぎ出される〈ことば〉の背後にあるもの ー関東大震災以前・以後の川端康成の表現原理ー
第3回 2023/ 4/22(土) 横光利一と「新感覚派」
第4回 2023/ 5/13(土) 谷崎潤一郎「痴人の愛」
第5回 2023/ 5/20(土) 〈心象スケッチ〉と〈イーハトヴ童話〉 ー世界はどう認知され、どう開示されようとしたかー
第6回 2023/ 5/27(土) 鷗外史伝の魅力ー没後刊行の『伊澤蘭軒』(大12・8)をめぐってー
第7回 2023/ 6/ 3(土) 焼け跡をめぐる芥川龍之介
第8回 2023/ 6/10(土) 小林秀雄「一つの脳髄」を読む
・近代文藝成立から百年余り、その豊饒な文学世界に眼を向けつつ、新しい角度でその遺産を検討していきます。
・作家と時代との有機的なつながりに注意していきます。
・隠れた名作にも、積極的に眼を向けていきます。
【講義概要】
春学期はこれまで、100年前の作品に照明を当てる試みを続けて来ました。今年扱うのは1923年(大正12)、1924年(大正13)の文学です。関東大震災(1923年9月)を体験した文学者は、激動の時代にどういう作品を書いていったのでしょうか。何人もの文学者の特色のある営為を通して、この年の前後の文学作品、文学状況を考えていきたいと思います。宗像和重(志賀直哉)、小菅健一(川端康成)、山本亮介(横光利一)、石割透(谷崎潤一郎)、栗原敦(宮沢賢治)、山崎一穎(森鷗外)、庄司達也(芥川龍之介)、中島国彦(小林秀雄)の8名が担当します。(企画・中島国彦早稲田大学名誉教授)
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 8(土) 志賀直哉の大正12年
第2回 2023/ 4/15(土) 紡ぎ出される〈ことば〉の背後にあるもの ー関東大震災以前・以後の川端康成の表現原理ー
第3回 2023/ 4/22(土) 横光利一と「新感覚派」
第4回 2023/ 5/13(土) 谷崎潤一郎「痴人の愛」
第5回 2023/ 5/20(土) 〈心象スケッチ〉と〈イーハトヴ童話〉 ー世界はどう認知され、どう開示されようとしたかー
第6回 2023/ 5/27(土) 鷗外史伝の魅力ー没後刊行の『伊澤蘭軒』(大12・8)をめぐってー
第7回 2023/ 6/ 3(土) 焼け跡をめぐる芥川龍之介
第8回 2023/ 6/10(土) 小林秀雄「一つの脳髄」を読む
備考
【ご受講に際して】
◆各回担当講師・担当回・各回講義内容は変更となる場合があります。
◆休講が発生した場合の補講は6月17日(土)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆各回担当講師・担当回・各回講義内容は変更となる場合があります。
◆休講が発生した場合の補講は6月17日(土)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 中島 国彦 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 1946年東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。公益財団法人日本近代文学館理事長。日本近代文学専攻。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)、『漱石の愛した絵はがき』(共編、岩波書店)、『漱石の地図帳ー歩く・見る・読む』(大修館書店)、『森鷗外 学芸の散歩者』(岩波新書)等。 |
名前 | 宗像 和重 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 1953年福島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻後期課程満期退学。現在、早稲田大学文学学術院教授。専攻は日本近代文学。著書に『投書家時代の森鷗外』(岩波書店)など。 |
名前 | 小菅 健一 |
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肩書き | 山梨英和大学教授 |
プロフィール | 文学修士(早稲田大学)。専門分野は、日本近現代文学および表現論。山梨英和大学において日本近現代文学、現代文化論、現代芸術論、日本語スキル(初年次教育)や公開講座の日本近現代文学の作品講読を担当。共著書に『日本文芸の系譜』『日本文芸の表現史』他、近著に『未来の学び 小学生のための生涯学習講座』。 |
名前 | 山本 亮介 |
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肩書き | 東洋大学教授 |
プロフィール | 1974年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野は、日本近現代文学。信州大学を経て現職に至る。著書に、『横光利一と小説の論理』(笠間書院)、『小説は環流するー漱石と鷗外、フィクションと音楽』(水声社)などがある。 |
名前 | 石割 透 |
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肩書き | 駒澤大学名誉教授 |
プロフィール | 1945年京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得修了。専門分野は日本近代文学。『芥川龍之介全集』、『芥川龍之介資料集』共同編集の他、著書『芥川龍之介初期作品の展開』(有精堂)、編著書『芥川竜之介書簡集』『芥川竜之介随筆集』(岩波文庫)『ジャズ』(ゆまに書房)などがある。 |
名前 | 栗原 敦 |
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肩書き | 実践女子大学名誉教授 |
プロフィール | 実践女子大学名誉教授。著書に『新校本 宮澤賢治全集』(全16巻・別巻1、筑摩書房。編纂委員)、『宮沢賢治 透明な軌道の上から』(新宿書房)、『宮沢賢治探究』(上・思想と信仰、下・表現の論理。蒼丘書林)。 |
名前 | 山崎 一穎 |
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肩書き | 学校法人跡見学園理事長、森鴎外記念館(津和野)館長 |
プロフィール | 1938年長野県生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・早大)。専門分野は、日本近代文学。跡見学園女子大学教授、同大学学長を経て理事長。著書に『森鷗外・国家と作家の狭間で』(新日本出版)、『森鷗外ゆかりの人ー』(おうふう)などがある。 |
名前 | 庄司 達也 |
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肩書き | 横浜市立大学教授 |
プロフィール | 東京成徳大学教授を経て、2016年より現職。専門分野は日本近代文学。近年は、近代の作家たちが聴いた音楽を蓄音機とSPレコードで再現するレコード・コンサートなども企画している。主要な著作物に『芥川龍之介ハンドブック』(編著、鼎書房)、『薄田泣菫読本』(共編著、翰林書房)がある。 |