講座詳細情報
申し込み締切日:2023-04-06 / 文学 / 学内講座コード:110118
漱石文学の世界
- 開催日
- 4月 8日(土)~ 6月17日(土)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- -
- 受講料
- 27,324円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・漱石の魅力をさまざまな角度から明らかにしていきます。
・漱石と関連する文学者にも幅広く眼を注ぎ、漱石を立体的に考えます。
・作品分析の面白さを実感していきます。
【講義概要】
昨年の秋学期で『明暗』まで扱いましたが、また漱石の作家的出発の時期まで戻ってみたいと思います。漱石の出発は『吾輩は猫である』だと言えますが、この長編は、さまざまな問題を内包しています。今回も、長島裕子、安藤文人、藤尾健剛、石原千秋、藤井淑禎、松下浩幸、中島国彦の7名が、それぞれの視点からこの作品の魅力、問題点を明らかにしていきます。作品をお手元において、ご一緒に『猫』の世界に入っていただけましたら幸いです。(企画・中島国彦早稲田大学名誉教授)
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 8(土) 『吾輩は猫である』を読む前提
第2回 2023/ 4/15(土) 「日記・断片」からみた「吾輩は猫である」
第3回 2023/ 4/22(土) 「吾輩は猫である」が書かれた頃
第4回 2023/ 5/13(土) 語り手は猫である
第5回 2023/ 5/20(土) 写生文としての『吾輩は猫である』
第6回 2023/ 5/27(土) 漱石はなぜ『猫』が書けたのだろうか
第7回 2023/ 6/ 3(土) 夏子・〇〇子・富子ー『猫』と『ホトトギス』の過渡性をめぐって
第8回 2023/ 6/17(土) 『猫』と文明開化
・漱石の魅力をさまざまな角度から明らかにしていきます。
・漱石と関連する文学者にも幅広く眼を注ぎ、漱石を立体的に考えます。
・作品分析の面白さを実感していきます。
【講義概要】
昨年の秋学期で『明暗』まで扱いましたが、また漱石の作家的出発の時期まで戻ってみたいと思います。漱石の出発は『吾輩は猫である』だと言えますが、この長編は、さまざまな問題を内包しています。今回も、長島裕子、安藤文人、藤尾健剛、石原千秋、藤井淑禎、松下浩幸、中島国彦の7名が、それぞれの視点からこの作品の魅力、問題点を明らかにしていきます。作品をお手元において、ご一緒に『猫』の世界に入っていただけましたら幸いです。(企画・中島国彦早稲田大学名誉教授)
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 8(土) 『吾輩は猫である』を読む前提
第2回 2023/ 4/15(土) 「日記・断片」からみた「吾輩は猫である」
第3回 2023/ 4/22(土) 「吾輩は猫である」が書かれた頃
第4回 2023/ 5/13(土) 語り手は猫である
第5回 2023/ 5/20(土) 写生文としての『吾輩は猫である』
第6回 2023/ 5/27(土) 漱石はなぜ『猫』が書けたのだろうか
第7回 2023/ 6/ 3(土) 夏子・〇〇子・富子ー『猫』と『ホトトギス』の過渡性をめぐって
第8回 2023/ 6/17(土) 『猫』と文明開化
備考
【ご受講に際して】
◆各回担当講師・担当回・各回講義内容は変更となる場合があります。
◆休講が発生した場合の補講は6月24日(土)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆各回担当講師・担当回・各回講義内容は変更となる場合があります。
◆休講が発生した場合の補講は6月24日(土)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 中島 国彦 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 1946年東京都生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。公益財団法人日本近代文学館理事長。日本近代文学専攻。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)、『漱石の愛した絵はがき』(共編、岩波書店)、『漱石の地図帳ー歩く・見る・読む』(大修館書店)、『森鷗外 学芸の散歩者』(岩波新書)等。 |
名前 | 長島 裕子 |
---|---|
肩書き | 秀明大学客員教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院修士課程修了。現在、秀明大学客員教授。専門分野は日本近代文学。著書に、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)、『文章の達人 家族への手紙4 夫より妻へ』(編著、ゆまに書房)、『漱石の愛した絵はがき』(共編、岩波書店)がある。 |
名前 | 安藤 文人 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 岐阜県生まれ。早稲田大学第一文学部、同大学院において英文学を専攻した後、比較文学に転じ、英国18世紀作家ロレンス・スターンが漱石の初期作品に与えた影響について研究を続けている。文学学術院において英語科目を担当。英語関係の著作に『アウトプットに必要な英文法』(研究社)他がある。 |
名前 | 藤尾 健剛 |
---|---|
肩書き | 大東文化大学教授 |
プロフィール | 1959年兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科修士課程修了。香川大学助教授をへて、現職。著書に、『夏目漱石の近代日本』(勉誠出版)、『川端康成 無常と美』(翰林書房)がある。 |
名前 | 石原 千秋 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 1955年、東京都生まれ。成城大学文芸学部卒業、同大学院博士後期課程中退(文学修士)。東横学園女子短期大学助教授、成城大学教授を経て、現職。著書『漱石と三人の読者』(講談社現代新書)、『『こころ』で読みなおす漱石文学』(朝日文庫)、『漱石入門』(河出文庫)、 『漱石はどう読まれてきたか』(新潮選書)など。 |
名前 | 藤井 淑禎 |
---|---|
肩書き | 立教大学名誉教授 |
プロフィール | 愛知県豊橋市生まれ。慶應義塾大学卒業。立教大学大学院博士課程満期退学。専門は日本近代文学・文化。著書に、『清張 闘う作家』(ミネルヴァ書房)、『名作がくれた勇気』(平凡社)などがある。 |
名前 | 松下 浩幸 |
---|---|
肩書き | 明治大学教授 |
プロフィール | 専門分野は日本近現代文学。著書に『夏目漱石ーXなる人生』(NHK出版)、共著に『夏目漱石事典』(勉誠出版)、『異文化体験としての大都市ーロンドンそして東京』(風間書房)、『日本近代文学と〈家族〉の風景ー戦後編』(明治大学リバティアカデミー)など。 |