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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-09-26 / その他教養 / 学内講座コード:330703

国交正常化50周年の日本と中国―相互不信の分厚い壁にどう向かうか

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
9月28日(水)~12月 7日(水)
講座回数
9回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
26,730円
定員
24
その他
ビジター価格 30,739円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
1972年9月、日本と中国は過去の歴史問題の決着に合意し、国交を正式に正常化した。今年ちょうど半世紀を迎えたが、振り返ってみると、波が押し寄せたり引いたりするように、良好で順調な発展を示した時期と、厳しく対立した時期とが交互に押し寄せている軌跡を見ることができる。そして今日では両国首脳の相互訪問すら困難なほどに、相互不信と対立意識が高まったまま膠着状態に陥っている。仮に国際情勢が悪化するとなると両国関係は極めて危険な状態に陥る可能性がある。問題をどのように整理し、克服の道を探るか。本講義の最大の課題はここにある。

【講義概要】
まずは国交正常化から今日に至る日中関係の特徴的な流れを概観する。大きな流れとしてみると、ほぼ10年ごとに注目すべき転換点を迎えている。そこで第1期=1970年代、第2期=1980年代、第3期=1990年代、第4期=2000年代、第5期=2010年代から現在、という形で時代の流れを押さえながら、しかしできるだけそれらを構造的、深層的に理解することを心がける。その上で、問題(課題)別の解説、すなわち特に歴史認識問題、領土領海問題、台湾問題に絞って解説を進め、最後に未来の展望を含めて今日なすべきことを考える。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 9/28(水) 国交正常化の衝撃と正常化時に抱えた課題
第2回 2022/10/ 5(水) 経済協力のスタートと歴史問題の浮上
第3回 2022/10/12(水) 軋みが生まれた政治関係と拡大する経済協力
第4回 2022/10/19(水) 中国の経済プレゼンスの増大と日中イニシアティブ争いの顕在化
第5回 2022/10/26(水) 米中対立構図の形成と日中関係
第6回 2022/11/ 2(水) 領土領海問題:尖閣諸島問題を中心に
第7回 2022/11/16(水) 歴史認識問題を問い直す
第8回 2022/11/30(水) 台湾問題に向き合う
第9回 2022/12/ 7(水) 日中関係を考える新たな視点

備考

【ご受講に際して】
◆テキストは、以下で購入可能です。
(オムニ7)https://7net.omni7.jp/detail/1107263453
(Fujisan)https://www.fujisan.co.jp/product/1281680376/b/2201672/
(東方書店)https://www.toho-shoten.co.jp/shop/index.html

【テキスト・参考図書】
テキスト
『『東亜』2022年1月号、特集「日中国交50年の回顧と展望」』(一般財団法人霞山会)(ISBN:978-4909204615)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 天児 慧
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 1947年生。早稲田大学卒業。一橋大学大学院社会学研究科で博士号取得。2002年4月より早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。同大学現代中国研究所所長、人間文化研究機構現代中国地域研究9拠点代表など歴任。専門は現代中国論・アジア国際関係論。著書に『中国政治の社会態制』(岩波書店、2018年),『中国の歴史第11巻 毛沢東VS鄧小平』(文庫本、講談社、2021年),『中国のロジックと欧米思考』(青灯社、2021年)など。
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