講座詳細情報
申し込み締切日:2022-09-27 / 文学 / 学内講座コード:330214
『原本 遠野物語』を読む
- 開催日
- 9月29日(木)~11月24日(木)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 11,880円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 13,662円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【講義概要】
『遠野物語』の刊行から百十年あまりが過ぎた。いま、この小さなテクストは再発見の時を迎えようとしている。『原本 遠野物語』という本の編集に関わった。そこには、『遠野物語』が生まれてきた現場を照らし出すための手がかりが、数知れず詰まっている。柳田国男が佐々木喜善から聞き取った「毛筆草稿」、印刷所に渡した「ペン字原稿」、ゲラに赤字が入った「初校」が揃って収めてある。語りはいかにして、文字テクストに変換されるのか。柳田の筆は、喜善の語りをどのように文字に移し、「感じたるままに」(序文)編み直したのか。とりわけ、改稿の痕に眼を凝らしたい。そうして『遠野物語』誕生の現場へと、ゆるやかに赴いてみたい。
『遠野物語』の刊行から百十年あまりが過ぎた。いま、この小さなテクストは再発見の時を迎えようとしている。『原本 遠野物語』という本の編集に関わった。そこには、『遠野物語』が生まれてきた現場を照らし出すための手がかりが、数知れず詰まっている。柳田国男が佐々木喜善から聞き取った「毛筆草稿」、印刷所に渡した「ペン字原稿」、ゲラに赤字が入った「初校」が揃って収めてある。語りはいかにして、文字テクストに変換されるのか。柳田の筆は、喜善の語りをどのように文字に移し、「感じたるままに」(序文)編み直したのか。とりわけ、改稿の痕に眼を凝らしたい。そうして『遠野物語』誕生の現場へと、ゆるやかに赴いてみたい。
備考
【ご受講に際して】
◆参考書籍 原本遠野物語編集委員会著『柳田國男自筆 原本 遠野物語』(2022年岩波書店 ISBN?:?978-4000615129)を事前にお読み頂くとより理解が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆参考書籍 原本遠野物語編集委員会著『柳田國男自筆 原本 遠野物語』(2022年岩波書店 ISBN?:?978-4000615129)を事前にお読み頂くとより理解が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 赤坂 憲雄 |
---|---|
肩書き | 学習院大学教授 |
プロフィール | 東京都出身。学習院大学教授。専門は民俗学・日本文化論。東北学を掲げて、地域学の可能性を問いかけてきたが、東日本大震災を経て、東北学の第二ステージを求めるとともに、武蔵野学を探りはじめている。主な著書に、『異人論序説』『排除の現象学』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『岡本太郎の見た日本』『性食考』(岩波書店)、『武蔵野をよむ』(岩波新書)、『ナウシカ考』(岩波書店)ほか多数。 |