大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・「欧州統合とは何か」について理解する
・「イギリスのEU離脱」はなぜ生じたのか、EUは、COVID-19にいかに対処したのかを考える
・ロシア・ウクライナ戦争はEUをどこに導いていくかを展望する

【講義概要】
1950年代のEC設立によって始まった欧州統合は、1990年代にEUを誕生させ、共通通貨ユーロの導入を達成した。しかし、2009年のユーロ危機、2015年の難民危機を経て、イギリスのEU離脱、COVID-19、そして今はロシアのウクライナ侵攻に直面している。危機に直面するEUは、どこに向かうのであろうか。
なお講義は、概ね3部構成で行う。第一に、欧州統合とはどのようなアイデアであるかを概観し、第二に、英国のEU離脱・COVID-19がEUに何を投げかけたのかを考察し、第三に、ロシアの軍事侵攻に直面して、今後EUは、どこに向かい、それが、日本にとって何を意味しているのかを考える。

【ご受講に際して】
◆世界情勢の変化によって、講座内容が変更になることがあります。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	須網 隆夫
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	1954年生まれ。東京大学法学部、カトリックルーヴァン大学大学院卒。EU法、国際経済法専攻。日本EU学会元理事長、日本国際経済法学会理事長、経団連21世紀政策研究所研究主幹。主な著訳書等：『ヨーロッパ経済法』(新世社、1997年)、共編著『英国のEU離脱とEUの未来』(日本評論社、2018年)、共編著『EUと新しい国際秩序』(日本評論社、2021年)など。