大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ヨーロッパを代表する王朝の一つ、ハプスブルク家の歴史について学ぶ。
・19世紀におけるハプスブルク帝国再編の過程に注目し、第一次世界大戦をへて帝国が崩壊した原因について考える。

【講義概要】
ハプスブルク家はもともとスイスの小領主にすぎなかったが、13世紀に当主ルドルフが神聖ローマ帝国皇帝に選ばれたことをきっかけとして勢力を拡大し、現在のオーストリア、チェコ、ハンガリーなどを含む大帝国を作りあげた。この講義では、それぞれ個性的で人間的な魅力に溢れるハプスブルク家の君主たちに光をあてながら、この一族の繁栄と没落の歴史をたどる。
主要な登場人物は、マリー・アントワネットの甥にあたるフランツ帝とその宰相メッテルニヒ、1848年革命のさなかに即位した皇帝フランツ・ヨーゼフと皇后エリーザベト、そして最後の皇帝カールとその皇后ツィタである。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 8/ 5(金) メッテルニヒとウィーン体制
第2回 2022/ 8/26(金) 1848年革命とフランツ・ヨーゼフの「新絶対主義」
第3回 2022/ 9/ 2(金) 皇后エリーザベトと帝国の再編
第4回 2022/ 9/ 9(金) 第一次世界大戦とハプスブルク帝国の崩壊

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、9月16日(金)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	桑名 映子
肩書き	聖心女子大学准教授
プロフィール	東京大学教養学部教養学科卒業後、同大学院総合文化研究科修士課程修了。カリフォルニア大学バークレイ校Ph.D.(History)。専門はハプスブルク帝国史・ハンガリー近現代史。訳書にS.ベラー『世紀末ウィーンのユダヤ人1867-1938』(刀水書房、2008年)、共編著書に中欧・東欧文化事典編集委員会編『中欧・東欧文化事典』（丸善出版、2021年）がある。