大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・映画を通して作曲家マーラーの生涯を知る。
・マーラーの音楽に親しみ、その特質を理解する。
・ウィーン世紀末文化を彩る多彩な芸術家たちを知る。

【講義概要】
ケン・ラッセル監督の名作『マーラー』を6回の講義を通して全編鑑賞し、その都度解説を加えることで、作曲家マーラーの生涯と音楽をたどります。そのことは必然的に、マーラーやその妻アルマの周囲に集ったウィーン世紀末の芸術家群像を知ることにもつながります。（晩年を知るための映画として、パーシー・アドロンの『マーラー 君に捧げるアダージョ』も参照します。）
全編を鑑賞し終わったとき、映画とマーラーの音楽の共通性も明らかになるでしょう。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 7/27(水) 幼年期:ケン・ラッセル『マーラー』
第2回 2022/ 8/ 3(水) 少年期:ケン・ラッセル『マーラー』
第3回 2022/ 8/10(水) 青年期:ケン・ラッセル『マーラー』
第4回 2022/ 8/24(水) 壮年期:ケン・ラッセル『マーラー』
第5回 2022/ 8/31(水) 晩年:パーシー・アドロン『マーラー 君に捧げるアダージョ』
第6回 2022/ 9/ 7(水) 晩年2:ケン・ラッセル『マーラー』

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	満留 伸一郎
肩書き	ドイツ文学者、東京藝術大学講師
プロフィール	1973年鹿児島県生まれ。東京大学独文科卒業後、同大学院博士課程単位取得満期退学。専門はドイツ語圏の文学と文化。東京藝術大学等でドイツ語、ドイツ文化に関する講座を担当。R.ムージルに関する諸論文のほか、著書に『散文へのプロセス』(合同会社Dの3行目)、訳書に『ムージル伝記』(共訳、法政大学出版局)、『芸術とむきあう方法』(ブリュッケ)等がある。