大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・鎌倉仏教の新たな魅力を発見する。
・祖師たちの生き方・考え方から、アフターコロナを行く抜くヒントを得る。
・鎌倉仏教を手がかりに、正統と異端に対する理解を深める。

【講義概要】
現在の日本仏教は宗派仏教であり、各宗派の淵源の多くは鎌倉仏教に求められる。今では正統と見なされているが、当時は南都六宗に加え天台宗と真言宗が正統派の仏教であり、鎌倉新仏教はいずれも異端の仏教とみなされた。鎌倉新仏教の祖師たちは従来の常識を覆す独創的な教えを掲げたため、正統派から異端視された。
彼らの教えの特徴が「専修(ただ一つの行を選択して専らそれを修すること)」にあることは今まで指摘されてきたが、それがいかなる意味を持つのかについては、充分に議論されてこなかった。本講座では、そこに焦点を当て、祖師たちが「専修」に込めた思いを探る。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/11(月) 専修の意味と平安仏教
第2回 2022/ 4/25(月) 栄西と道元の仏教
第3回 2022/ 5/16(月) 法然の仏教
第4回 2022/ 5/23(月) 親鸞の仏教
第5回 2022/ 6/ 6(月) 日蓮の仏教

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、6月13日(月)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	平岡 聡
肩書き	京都文教大学教授
プロフィール	京都市生まれ。博士(文学:佛教大学)。専門は仏教学(インド仏教)であり、インドの仏教説話文献を研究している。浄土宗の僧侶でもあるので、最近では浄土宗の宗祖・法然をはじめ、鎌倉仏教の宗祖の研究も行っている。