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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-04-07 / 世界史 / 学内講座コード:110306

古代メソポタミア史詳説 古代メソポタミアの国家・社会・経済―ハンムラビ王時代の内政とその歴史的位置付け

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 9日(土)~ 6月18日(土)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
30
その他
ビジター価格 34,155円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・古代メソポタミア世界で展開された政治・社会・経済史の概要を理解する。
・『ハンムラビ法典』発布にいたる社会・経済的背景を知る。
・当時の社会に生きた様々な階層の人々が残した具体的な記録から、市民生活の実情や政治のあり方をイメージする。
・古代メソポタミア文明から出土する楔形文字資料の読解に慣れる。

【講義概要】
有名な『ハンムラビ法典』が編纂された古バビロニア時代は、古代メソポタミア全史においても最大の転機でした。その歴史的事実を確認していく前提として当講座前半では、古代メソポタミア世界で展開された政治・社会・経済の歴史を概観していきます(入門基礎編に相当)。
後半では、ハンムラビ王による内政改革の目的とその実情を、当時の楔形文字資料(ハンムラビ法典・ラルサ行政書簡・シッパル文書・民事裁判記録・各種契約書など・邦訳はプリントして毎回配付予定)を受講者の皆様と考察しながら、具体的に考えていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/ 9(土) 古代メソポタミア文明史における時代区分とその意味・楔形文字史料の特徴
第2回 2022/ 4/16(土) 都市国家政体の誕生と伝統的王権観(先史時代から初期王朝時代の歴史・政治・社会)
第3回 2022/ 4/23(土) 領域国家政体・統一国家への長い道のり(アッカド王朝時代からウル第3王朝時代までの歴史・政治・社会)
第4回 2022/ 5/ 7(土) 経済の民営化とハンムラビ時代の領域国家体制(古バビロニア時代の歴史・政治・社会)
第5回 2022/ 5/14(土) 統一国家体制の確立から帝国支配体制へ(中アッシリア時代からアッシリア帝国期の歴史・政治・社会)
第6回 2022/ 5/21(土) 『ハンムラビ法典』とは何であったのか(古バビロニア時代・古アッシリア時代に起こった社会経済史上の大変革)
第7回 2022/ 5/28(土) ハンムラビの統合支配と内政(1)-民事裁判と司法行政改革
第8回 2022/ 6/ 4(土) ハンムラビの統合支配と内政(2)-ラルサ占領地行政にみる土地制度改革
第9回 2022/ 6/11(土) ハンムラビの統合支配と内政(3)-私商人の活動と民間経済活動のルール化
第10回 2022/ 6/18(土) ハンムラビの統合支配と内政(4)-旧ラルサ官吏たちとその家族の生活にみる官僚統治体制

備考

【ご受講に際して】
◆古代メソポタミア史・古代エジプト史に関する高校世界史程度の通史を読んでおくとさらに理解が深まると考えます。
◆講義予定は講義の進行状況や受講生の理解度などによって予告なく変更する場合があることをご了承ください。
◆楔形文字資料の邦訳はプリントして毎回配付予定です。
◆講義中に配付する資料(A4版)が多くなりますので、それを整理するためのファイル(100円ショップなどで購入可)を用意するとよろしいかと思います。
◆実際には1年を通じて1つのテーマを追う講座として年間計画を立てております。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 川崎 康司
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 東京都出身、早稲田大学大学院修了。専攻分野は古代メソポタミア史。主な著訳書に『歴史学の現在―古代オリエント』(共訳、山川出版社)、『世界古代文明誌』(共著、原書房)、『古代オリエント事典』(共著、岩波書店)、『ヨーロッパの分化と統合』(共著、太陽出版)、『朝倉世界地理講座6 西アジア』など。
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