大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸時代から明治期を中心とした少し難しめの古文書を読めるようにするのが目標です。

【講義概要】
講義の進め方は、毎回配付する資料で学習します。資料には、古文書の写真とそれを翻刻した文章と解説を載せています。まず、古文書の写真について、くずし字の字形や内容について詳しい解説を行います。その後、古文書の写真を見ながら、受講生に原稿用紙(資料に印刷されています)に翻刻文を書いていただきます。初めは少々戸惑うかもしれませんが、分らない文字は資料に掲載している翻刻文を見て書いていただいても構いませんので御安心ください。持ち物として児玉幸多編『くずし字用例辞典 普及版』(東京堂出版)があると便利です。他の古文書辞典をお持ちの方は、それでも構いません。また、鉛筆(シャーペンでも可)も御用意ください。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/ 9(土) 古文書の基礎知識復習(1)
第2回 2022/ 4/16(土) 古文書の基礎知識復習(2)
第3回 2022/ 4/23(土) さまざまな古文書を読む(1)
第4回 2022/ 5/ 7(土) さまざまな古文書を読む(2)
第5回 2022/ 5/14(土) さまざまな古文書を読む(3)
第6回 2022/ 5/21(土) さまざまな古文書を読む(4)
第7回 2022/ 5/28(土) さまざまな古文書を読む(5)
第8回 2022/ 6/ 4(土) さまざまな古文書を読む(6)
第9回 2022/ 6/11(土) さまざまな古文書を読む(7)
第10回 2022/ 6/18(土) さまざまな古文書を読む(8)

【ご受講に際して】
◆いつもお持ちの筆記具の他、鉛筆数本と消しゴムをご用意ください。シャーペンでも構いません。
◆おおよその目安として初級～中級レベルの方を対象とします。
◆2021年度の同名講座の続編で継続生優先となる講座ですが、新規のかたも歓迎します。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	雲藤 等
肩書き	早稲田大学先端社会科学研究所招聘研究員
プロフィール	1960年北海道生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程、同大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(学術)。古文書検定1級取得。専門分野は日本近世・近代史。著書に『南方熊楠記憶の世界』(慧文社)、『南方熊楠と近代日本』(早稲田大学出版部)、『南方熊楠書翰 土宜法龍宛』(藤原書店、共編)がある。論文に、「熊楠伝説と知的生産との関係」（『熊野』158号）、「南方熊楠の睡眠時間と知的生産」（『熊楠研究』15号）などがある。