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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-04-07 / 文学 / 学内講座コード:110145

ユゴー 言葉と権力

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 9日(土)~ 6月18日(土)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
30
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・ユゴーは名作『レ・ミゼラブル』の原作者としてのみならず、知行一致の文人政治家として世界的に特筆されるべき希有の存在であったことを再認識する。
・ユゴーの歴史的貢献は19年の亡命生活に耐えながらも、節を屈することなくナポレオン三世の第二帝政と戦い、ついにフランスを第三共和政に導いたことを確認する。
・ユゴーは多くの名言を遺している。毎回、その名言の一節を取りあげ、参考のために原文を添える。

【講義概要】
ヨーロッパには中世のダンテから20世紀のサルトルまで、時の権力に公然と刃向かい、敢然と敵対した文学者の伝統があり、その典型がユゴーである。彼の偉業は大革命以後、「不敬虔の時代にやってきて、より良い明日を準備する松明」としての詩人という使命感の発露であった。その経緯と意義を具体的に解説する。またユゴーは、2世紀のあいだに政体が9度も変わるという「波瀾万丈の時代」に生きたのだが、この19世紀フランスの史についても、補足的に概説する予定。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/ 9(土) ナポレオンとヨーロッパ作家たち
第2回 2022/ 4/16(土) ユゴーとナポレオン
第3回 2022/ 4/23(土) フランス1830年7月革命、48年2月革命および6月暴動とユゴーの立ち位置
第4回 2022/ 5/ 7(土) ユゴーとルイ・ボナパルトとの出会いと訣別
第5回 2022/ 5/14(土) ルイ・ナポレンのクーデターとユゴーの抵抗
第6回 2022/ 5/21(土) 亡命時代のユゴーの反ナポレオン三世の政治・文学活動
第7回 2022/ 5/28(土) 小説『レ・ミゼラブル』成立事情
第8回 2022/ 6/ 4(土) 『レ・ミゼラブル』の現代的な問い
第9回 2022/ 6/11(土) パリ・コミューンとユゴー
第10回 2022/ 6/18(土) フランス第三共和政確立へのユゴーの貢献

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 西永 良成
肩書き 東京外国語大学名誉教授
プロフィール 1944年富山県生まれ。東京大学仏文科卒業後、パリ大学修士・博士課程で学ぶ。東京外国語大学でフランス語、フランス文学を教授。著書に『激情と神秘―ルネ・シャールの詩と思想』(岩波書店)、『『レ・ミゼラブル』の世界』(岩波新書)、『ヴィクトール・ユゴー言葉と権力ーナポレオン三世との戦い』(平凡社新書)他、訳書にユゴー『レ・ミゼラブル』(平凡社ライブラリー)、クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(河出書房新社)他多数。
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