大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸時代の中後期に人気を博した大人向けの絵本 黄表紙を楽しく読み解きます。
・作品の背景となる江戸時代の社会情勢や風俗などに目を配ることで丁寧な作品読解を目指します。
・希望する方には変体仮名の読み方を指導します(変体仮名が読めなくても授業の理解に支障はありません)。

【講義概要】
大人向けの絵本とも称される江戸の戯作 黄表紙は、ナンセンスな筋立てや言葉遊びに溢れた楽しい読み物です。本講座では、江戸戯作の第一人者 山東京伝の作品『箱入娘面屋人魚』を扱います。作中に凝らされた様々な仕掛けを、絵と文の両方から読み解くことに挑戦しましょう。正統な文学とはやや趣を異とする機知と洒落に満ちた笑いの文学を通して、生き生きとした江戸町人の世界を覗いてみたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/11(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?1
第2回 2022/ 4/18(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?2
第3回 2022/ 4/25(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?3
第4回 2022/ 5/ 9(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?4
第5回 2022/ 5/16(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?5
第6回 2022/ 5/23(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?6
第7回 2022/ 5/30(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?7
第8回 2022/ 6/ 6(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?8
第9回 2022/ 6/13(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?9
第10回 2022/ 6/20(月) 『箱入娘面屋人魚』を読む?10

【ご受講に際して】
◆2012年秋講座で扱った内容と一部重複いたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	鈴木 久美
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	1972年静岡県生まれ。早稲田大学大学院出身。専門は日本近世文学。主な著書に『近世噺本の研究』(笠間書院)、「噺本の文体ー江戸小咄文体の発生ー」(江戸川文学第37号、ぺりかん社)などがある。