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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-01-06 / 世界史 / 学内講座コード:740308

ケルト文化を『ガリア戦記』から読み解く:死生観・神々と慣習

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月 8日(土)~ 2月12日(土)
講座回数
4回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
11,880円
定員
30
その他
ビジター価格 13,662円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・ヨーロッパ文明の源流の多様性を「ケルト文化」に発見する。(古代西洋史の新たな見直し)
・従来、古代ローマ史としてのみ読まれてきた『ガリア戦記』を、敗北した「ケルト=ガリア」側から読むという視点の逆転によって、「書かれなかった」信仰・慣習の内奥までを学ぶ。
・異文化(ローマ人)から見ると、異形であるかに見えた「ケルト=ガリア」に、日本人にも共感される「自然崇拝」と「生命循環」の思想を発見する。

【講義概要】
ヨーロッパの古層の文明を築いたケルト人は、ガリアの地(現在のフランス・スイス・ベルギーとその周辺)で最後の抵抗を続け、紀元前1世紀、カエサル率いるローマ軍に敗北し、ローマの属領下に降った。しかし勝者が記した「野蛮なケルト」の森の奥には、カエサルによって「書かれなかった」ケルトの宗教・慣習が生きていた。今回は、第6巻(6年目の戦争)に光を当て、「ガリア」に営まれたドルイドの「死生観」、無文字社会独特の慣習、自然との交流までを読み解く。考古学の図像から、ケルトの「森羅万象」「生きとし生けるもの」とへの畏敬と信仰が浮かび上がる。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 1/ 8(土) 司祭「ドルイド」:言霊の力と霊魂不滅の思想
第2回 2022/ 1/22(土) ガリアの「神々」:ローマ人が解釈したケルトのパンテオン
第3回 2022/ 2/ 5(土) 死後の世界:ケルト考古学の魅力
第4回 2022/ 2/12(土) ヘルキュニアの森:生き物への畏敬

備考

【ご受講に際して】
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆『図説 ケルトの歴史』(河出書房新社)、『ケルト 再生の思想』(ちくま新書)、『ケルトの想像力 ―歴史・神話・芸術』(青土社)の図版やキーワードを中心に活用し講義いたします。参考図書として同書をお読みいただけると、より理解が深まります。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆休講が発生した場合、補講日は2月26日(土)を予定しております。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 鶴岡 真弓
肩書き 多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長・大学美術館 館長
プロフィール 1952年生。早大大学院修了。ケルト文化芸術研究。『ケルト/装飾的思考』『芸術人類学講義』(編)(筑摩書房)『ケルトの想像力』(青土社)『装飾する魂』『ケルトの魂』平凡社,『ケルトの歴史』(共著 河出書房新社)『ケルズの書』(訳 岩波書店)等著訳書多数。『ケルト再生の思想』(ちくま新書:河合隼雄学芸賞)。
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