大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ヤスパースの語る人間論について理解を深める。
・哲学者たちの実際のテクストからしか得られないものを読みとる。
・あらためて人間とは何かについて主体的に考える。

【講義概要】
今回は、20世紀ドイツの哲学者カール・ヤスパースの『哲学の小さな学校』第4講「人間」をじっくり精読します。この著書はテレビ講演がもとになっていますが、内容は決して平易とは言えません。それを初学者にも理解していただけるように、哲学に必要不可欠な基礎知識を一つ一つ確認しながら、丁寧に解説していきます。人間とは何か、これは古くから、様々な哲学者たちによって繰り返し問われてきたテーマです。しかし、このコロナ禍において人間存在が脅かされている今だからこそ、あらためて考えてみる価値がある問題だと思います。この講座が、みなさん自身のあり方を振り返り、考え直す、良い機会になればと考えています。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 1/11(火) 人間とは何か
第2回 2022/ 1/18(火) 人間と自由
第3回 2022/ 1/25(火) 人間像をめぐる戦い
第4回 2022/ 2/ 1(火) 自己自身を超えるもの

【ご受講に際して】
◆プリントを配付します。
◆休講が発生した場合の補講日は2月8日を予定しています。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	高橋 章仁
肩書き	国士舘大学・聖学院大学講師
プロフィール	1967年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(哲学・早稲田大学)。専門分野は近現代ドイツ哲学。ヤスパースをドイツ観念論との関連から読み解くことに主たる関心がある。訳書に『シェリング』(行人社)がある。