大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・「張り子の虎」を作って、その虎を版画にする。

【講義概要】
木版画は、絵がうまい・彫りがうまい・摺りがうまい等の“技術的な評価”とは別に、ヘタでも心温まる・癒される等の“味”も出せます。色々な技法を楽しみ学びながら自分に合った物を探し、生活の中で活かせたらと思います。
この講座では、まず版画に使う「和紙」を知っていただく意味で、実際に画材となる「張り子の虎」を作成します。そして、ご自身の作る「張子の虎」をどのような形で版画にするかを考えます。版画の制作では、何色摺りの版画にするかを考えて進めます。

【各回の講義予定】
第1回 2021/ 9/27(月) 使用道具の説明 配布資料の解説
第2回 2021/10/ 4(月) 張り子(1)粘土で虎の形を作る。和紙を貼る。
第3回 2021/10/11(月) 張り子(2)和紙を貼る。版画(1)構図を考える。
第4回 2021/10/18(月) 張り子(3)中の粘土を取り出す。版画(2)版下を作る。
第5回 2021/10/25(月) 張り子(4)色を塗る。版画(3)版木に絵を写す。
第6回 2021/11/ 1(月) 張り子(5)仕上げ。完成。版画(4)彫り。
第7回 2021/11/ 8(月) 版画(5)彫り
第8回 2021/11/15(月) 版画(6)試し摺り
第9回 2021/11/22(月) 版画(7)本摺り完成
第10回 2021/11/29(月) 講評

【ご受講に際して】
◆初回にご用意いただくもの：鉛筆、赤鉛筆、定規。
◆版画に必要な道具は講座初回で解説します。（道具購入希望の場合、彫刻刀セット￥2000位・バレン￥500～4000・版木￥200・刷毛￥500～2000等。）
◆張り子制作用材料は「学童用　油粘土1000g」・「粘土作業用トレー」など計￥500位を実費ご負担で各自ご準備いただく予定です。講座初回で解説します。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	伊藤 卓美
肩書き	木版画家
プロフィール	1946年生まれ。‘79年～隔年 / 小田急百貨店で新作展。‘00年 / ふるさと切手「秩父夜祭」原画制作。‘02年 / 『宮沢賢治の山猫と学ぶ楽しい木版画教室』出版。‘04年 / 日本版画会会長。‘06年 / 米国DENISON大学木版画講座講師。‘12年 / 無所属となる。