講座詳細情報
申し込み締切日:2021-08-19 / 世界史 / 学内講座コード:120397
大隈重信公とチベット・モンゴル
- 開催日
- 8月21日(土)~ 8月21日(土)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 13:00~16:15 ※途中休憩をはさみます。
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 5,940円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 6,831円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・日露戦争直前の日本社会の対露ナショナリズムの勃興。
・それと並行して存在した大アジア主義(他のアジア地域の近代化を支援し欧米の植民地化からまもる)思潮について学ぶ。
・この流れの中で大隈重信は20世紀初頭、探検家たちを支援し外国留学生を受け入れていたことを知る。
【講義概要】
大隈重信はアジアで最も早く近代化した日本こそ、東西文明を融合した新しい文明が生まれる場であり、欧米列強の侵攻から他のアジア地域をまもる存在であると考えていた。そのため、彼はアジア地域から広く留学生を受け入れ、近代化の支援を行っていた(留学生は清朝ばかりか、清朝からひそかに自立をめざしていたモンゴル人やフランスの植民地となっていたベトナム人も含まれる)。日本がロシアと対峙する上で重要なモンゴル・満洲地域はチベット仏教をアイデンティティとしていたため、チベット仏教界のローマ法王にあたるダライラマ13世と日本人の接触をはかるべく、鎖国政策が敷かれていたチベットへ、成田安輝、寺本婉雅などの日本人を送り込む計画にも大隈は関わっていた。これらの史実は日本史・中国史中心の歴史では触れられることがなかったため、この講義によって日本とアジアの交流をより深く高い視点から理解することを目標とする。
・日露戦争直前の日本社会の対露ナショナリズムの勃興。
・それと並行して存在した大アジア主義(他のアジア地域の近代化を支援し欧米の植民地化からまもる)思潮について学ぶ。
・この流れの中で大隈重信は20世紀初頭、探検家たちを支援し外国留学生を受け入れていたことを知る。
【講義概要】
大隈重信はアジアで最も早く近代化した日本こそ、東西文明を融合した新しい文明が生まれる場であり、欧米列強の侵攻から他のアジア地域をまもる存在であると考えていた。そのため、彼はアジア地域から広く留学生を受け入れ、近代化の支援を行っていた(留学生は清朝ばかりか、清朝からひそかに自立をめざしていたモンゴル人やフランスの植民地となっていたベトナム人も含まれる)。日本がロシアと対峙する上で重要なモンゴル・満洲地域はチベット仏教をアイデンティティとしていたため、チベット仏教界のローマ法王にあたるダライラマ13世と日本人の接触をはかるべく、鎖国政策が敷かれていたチベットへ、成田安輝、寺本婉雅などの日本人を送り込む計画にも大隈は関わっていた。これらの史実は日本史・中国史中心の歴史では触れられることがなかったため、この講義によって日本とアジアの交流をより深く高い視点から理解することを目標とする。
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
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講師陣
名前 | 石濱 裕美子 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 出身地:東京都。博士(文学)。研究分野:チベット・モンゴル・満洲の歴史と文化。主な著訳書等:『ダライ・ラマと転生』(扶桑社)、『チベットを知るための50章』(明石書店)、『世界を魅了するチベット』(明石書店)、『ダライ・ラマの仏教入門』(光文社)、『チベット仏教世界の歴史的研究』 (東方書店)など。 |