大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・モンゴル民族の歴史の原点を知る。
・モンゴル帝国史研究の原典史料の性質を理解する。
・モンゴル帝国以前のモンゴル騎馬遊牧民社会を知る。

【講義概要】
モンゴル部キヤト・ボルジギン氏出身の一貴族テムジンは1206年、遊牧諸集団が割拠したモンゴル高原を統一し、即位してチンギス・ハンと称し、モンゴル帝国を建国しました。その過程を伝える原典史料のうち、近年、漢文史料『聖武親征録』(失われたモンゴル語史料に基づく)の校訂本が刊行され、利用が容易になりました。本講座では、本史料の他、漢文史料『元史』、ペルシア語史料『集史』、モンゴル語史料『元朝秘史』の記載を紹介しつつ、モンゴル帝国の建国過程を明らかにします。

【各回の講義予定】
第1回 2021/ 5/21(金) テムジン以前のモンゴル高原
第2回 2021/ 5/28(金) テムジンの誕生から、キヤト氏族長への推戴まで
第3回 2021/ 6/ 4(金) 「十三翼の戦い」から、オン・ハンの擁立まで(～1196年)
第4回 2021/ 6/11(金) 「オルジャ川の戦い」から「コイテンの戦い」まで(1196～1202年)
第5回 2021/ 6/18(金) 「バルジュナ河畔の誓い」からモンゴル帝国建設まで(1203～1206年)

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、6月25日(金)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	赤坂 恒明
肩書き	内モンゴル大学モンゴル歴史学系特聘研究員(教授)、早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所招聘研究員
プロフィール	千葉県野田市出身。早稲田大学大学院修了、博士（文学）。専攻分野は東洋史学（モンゴル帝国史を中心とする内陸ユーラシア史）。著書に『ジュチ裔諸政権史の研究』（風間書房）、『「王」と呼ばれた皇族』（日本史史料研究会監修。吉川弘文館）など。http://akasakatsuneaki.c.ooco.jp/